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霊界物語の怪物

1,713 バイト追加, 2019年3月19日 (火) 21:21
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'''霊界物語の怪物'''では、[[霊界物語]]に登場する怪物、怪獣、妖怪等の変わった生き物で、名称が付けられていないものについて解説する。

== 第28巻 ==
=== 球の島で日楯・月鉾を呑み込んだ大象のような怪物 ===
{{rm|28|14|二男三女}}にだけ登場する。舞台は琉球の[[球の島]]。

1丈(約3m)もある鹿のような枝角を頭に戴いた、大象のような大きな動物。鏡のような巨大な眼。大きな口。洗濯屋の張り板のような長く広い舌。大象の幾倍もあるような大きな背中。……「麒麟」のような姿か?

象が鼻で子供を巻くように、舌で[[日楯]]・[[月鉾]]をペロペロと巻き、喉の中へ二人一緒に呑み込んでしまった。

[[ユリコ姫]]、[[八千代姫]]、[[照代姫]]の3人を、やはり舌で巻いて背中の上に乗せ上げる。[[向陽山]]を目がけてドシンドシンと地響きさせながら進んで行く。

日楯・月鉾の二人は、怪物の腹の中で、別に苦痛も感じず、暖かい湯の中に入ったような心地で、運命を惟神に任した。

轟々と水音が聞こえたかと思うと、辺りはパッと明るくなった。見ると二人はすでに向陽山麓の[[大谷川]]の激流を渡り、その岸辺に立っていた。三人の女は岸の彼方にいて、川を渡った二人を恨めしげに眺めていた。

ここでようやく無言の行が終わり、口を開いた。


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