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田村月樵

474 バイト追加, 2023年6月7日 (水) 19:49
経歴が記されている資料
王仁三郎の父・[[上田吉松]](婿入り前の名前は[[佐野梅吉]])の兄または姉の子供だと思われるが詳細は不明。
第八歌集『[[青嵐]]』に「従兄月樵」という項があり、明治32年(1899年)1月に京都の稲荷大社に参拝した帰途、篠村(現在の亀岡市篠町)の闇宮(くらがりのみや)(現・王子神社)を参拝し、田村月樵と会って話したことが歌われている。『丹波人物志』(下の資料参照)に「父の死後、母もよは月樵を連れて篠村王子の神官栗山右近の後妻となつた」とあるので、明治32年当時、月樵は王子神社に住んでいたのかも知れない。』に「従兄月樵」という項があり、王仁三郎は明治32年(1899年)1月に京都の稲荷大社に参拝した帰途、篠村(現在の亀岡市篠町)の闇宮(くらがりのみや)(現・王子神社)を参拝し、田村月樵と会って話したことが歌われている。『丹波人物志』(下の資料参照)に「父の死後、母もよは月樵を連れて篠村王子の神官栗山右近の後妻となつた」とあるので、明治32年当時、月樵は王子神社に住んでいたのかも知れない。
{{inyou|
月樵はうなづきながら神国《かみくに》の前途のために尽せと教ふる
|出口王仁三郎『[[青嵐]]』pp.24-25 }}
 
田村月樵には実子がなく、養子が田村家を継いだ。<ref>長舟洋司(京都文化博物館学芸員)「田村宗立関連資料の整理と紹介」p.68、『鹿島美術研究』(年報第22号別冊)2005年、pp.68-76収録</ref>
== 経歴が記されている資料 ==
* 出口王仁三郎「{{obc|B195305c103|故郷の二十八年}}」:「父(注・王仁三郎の父の佐野梅吉)は丹波国船井郡川辺村字船岡<ref>現在の南丹市園部町船岡。</ref>の佐野五郎右衛門の八男と生まれたのである」「彼の有名なる仏画の巨匠田村月樵翁は、佐野家に生まれたのである。王仁とは従兄弟の間柄である」<ref>『[[大本七十年史]]』や『[[大地の]]母』では、佐野梅吉は[[佐野清六]]の次男ということになっている。これは戸籍にそのように記されているからのようである。王仁三郎本人の主張と戸籍の内容が異なる理由は不明。</ref>
* 平井啓修「田村宗立研究─先行研究と所蔵資料の考察─」<ref>『Cross sections 京都国立近代美術館研究論集 Vol.8』2016年、24~35頁</ref>には信頼性の高い次の2つの情報が記されている。:田村宗立自筆の経歴資料によると「弘化三年八月二〇日に丹波国舟井郡河内村で生まれ、父の名は田村式部源宗貫で中山家に仕え、母の名は尚子」** 田村宗立自筆の経歴資料によると「弘化三年八月二〇日に丹波国舟井郡河内村で生まれ、父の名は田村式部源宗貫で中山家に仕え、母の名は尚子」** 長舟洋司(京都文化博物館学芸員)によると「弘化三年五月八日生まれ、大正七年七月一〇日没。父の名は(貫立)式部、母はナミ」「園部近在[船井郡上河内村]には母・ナミの生家があり」<ref>原拠は長舟洋司「田村宗立関連資料の整理と紹介」『鹿島美術研究』(年報第22号別冊)2005年、74頁</ref>長舟洋司「田村宗立関連資料の整理と紹介」p.73:「遺族によると、弘化3年5月8日生まれ、大正7年7月10日没。父の名は(貫立)式部、母はナミ。ちなみに、父・式部は医師。公卿の中山家に仕えたというが、資料では確認できない。医師であったから典薬寮の中山家であったかもしれない。宗立は、御所北面を勤めた速水家から妻・トモを娶っている」「園部近在[船井郡上河内村]には母・ナミの生家があり、現在は京都府船井郡園部町内」* 黒田譲・著『[https://dl.ndl.go.jp/pid/778769/1/82** 本人の談「元私の生国は丹波の園部近在で厶いまして、父は名を式部と云ひ、公卿の中山家に仕へて居りました。夫で私は三歳の時京都に参り、此方で生長致し、其後亀岡、其頃は亀山と申しましたがそこへ参り、十歳の時まで居りました」「元治元年の五月、私は十九歳の時父は歿しまして(略)」名家歴訪録 中編]』明治32年(1899年)、p.123:本人の談「元私の生国は丹波の園部近在で厶いまして、父は名を式部と云ひ、公卿の中山家に仕へて居りました。夫で私は三歳の時京都に参り、此方で生長致し、其後亀岡、其頃は亀山と申しましたがそこへ参り、十歳の時まで居りました」「元治元年の五月、私は十九歳の時父は歿しまして(略)」<ref>中山家の中山慶子(1836~1907年)は明治天皇の生母。</ref> <ref>元治元年=1864年</ref>
* https://dl.ndl.go.jp/pid/933863/1/502
**「弘化三年八月二十日丹波国園部に生る、田村式部氏の長男」

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