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一霊四魂

916 バイト追加, 2023年5月25日 (木) 12:52
天火結水地
「義」や「正欲」などの列記の順序はまた別にある。各項目を見よ。
 
=== 神素盞嗚大神と金勝要神の四魂 ===
{{rm|3|43|配所の月}}及び{{rm|3|45|猿猴と渋柿}}によると、[[国大立命]]([[神素盞嗚大神]]の別名)と[[金勝要神]]の四魂は次の通りである。
 
'''四魂/[[神素盞嗚大神]]/[[金勝要神]]'''
* 荒魂/[[大足彦命]]/[[言霊姫命]]
* 和魂/[[大八洲彦命]]/[[高照姫命]]
* 幸魂/[[言霊別命]]/[[真澄姫命]]
* 奇魂/[[神国別命]]/[[竜世姫命]]
 
== 一霊四魂の機能 ==
== 天火結水地 ==
一霊四魂と[[天火結水地]]の対応関係は次のようになる。(下記『[[大本略義]]』『[[皇典釈義]]』による)』による)(一霊四魂に対応する言霊は2種の教示がある。下の「[[#天火結水地と言霊との対応1]]」「[[#天火結水地と言霊との対応2]]」参照)
'''一霊四魂/天火結水地/言霊1/言霊2/色/霊体'''{| class="wikitable tdCenter"* 奇魂/天/ア列/イ/青/霊の霊! 一霊四魂 !! 天火結水地 !! 言霊1 !! 言霊2 !! 色 !! 霊体* 荒魂/火/イ列/エ/赤/霊の体|-* 直霊/結/ウ列/ウ/紫! 奇魂* 和魂/水/エ列/オ/白/体の霊| 天 || ア列 || イ || 青 || 霊の霊* 幸魂/地/オ列/ア/黄/体の体|-! 荒魂| 火 || イ列 || エ || 赤 || 霊の体|-! 直霊| 結 || ウ列 || ウ || 紫 |||-! 和魂| 水 || エ列 || オ || 白 || 体の霊|-! 幸魂| 地 || オ列 || ア || 黄 || 体の体|}
{{inyou|
=== 天火結水地と言霊との対応2 ===
『大本略義』では、四魂と言霊の対応が次のようになっている。これは「真素美の鏡」に基づく教示のようである。「真素美の鏡」によれば、天之座(キギヂ)はイから発生した言霊であり、火之座(テレネ)はエから、結之座(フスズ)はウから、水之座(モボポ)はオから、地之座(アワヤ)はアから発生した言霊である。この天火結水地と四魂を対応させると、天祥地瑞の教示とは異なる対応となる。(上の「言霊2」参照)[[ファイル:真素美の鏡(大日本言霊).jpg|thumb|[[大石凝真素美]]『[[大日本言霊]]』に掲載されている真素美の鏡。]] 『[[大本略義]]』では、四魂と言霊の対応が次のようになっている。これは「[[真素美の鏡]]」に基づく教示のようである。「真素美の鏡」によれば、天之座(キギヂ)15声はイから発生した言霊であり、火之座(テレネ)はエから、結之座(フスズ)はウから、水之座(モボポ)はオから、地之座(アワヤ)はアから発生した言霊である。この天火結水地と四魂を対応させると、天祥地瑞の教示とは異なる対応となる。(上の「言霊2」参照)
{{inyou|
この四魂を言霊によりて説けば
口を一杯<ref>「杯」…底本では「抔」</ref>に、開(あ)きて、咽の奥底より呼気を吹き出すべし、この時、必ず「あー」と鳴り出づべし、「あ」声は如何に鳴らすとも常立神にして変化(かはり)なし、故に「あ」声を称して国常立神、国底立神と申す也(略)「あ」声を出しながら、漸次口を窄めて、唇の当に相会はむとする時に、自然に鳴り出づるは「おー」なり、気息口内に淀みて口当に組うと為す時に、出づる声なるが故に豊雲野神と申す也(略)「お」声を出しながら口を全く塞ぎ切る時、自然に鳴り出づるは「ウー」なり、故にウ声を宇比地邇神と申し(略)又「ウ」声を強く呼んで其極に達せしむれば、自然と「すー」と鳴るべし、故に「す」声を「ウ」声の妹神須比智邇神と申す也(略)又「ウ」声を呼びながら、舌以て、下顎を、突きて、杙の如く喰ひ入らしむれば(略)自然に「ゑー」と鳴るべし「ゑ」声を強く呼んで其極に至れば、舌自から転じて上顎に、杙の如く喰ひ入り「れー」と鳴るべし。故に「ゑ」声を称して妹活杙神と申し「れ」声を称して妹活杙神と申す也、又「ゑ」声を呼びつつ、全く口中の気息を転回し、圧し尽す時は、自然に「いー」と鳴るべし、い声を強く呼んで其極に至らしむれば、自然に「ぎー」と鳴るべし。これ声の大なる止りの父、大なる止りの母なるが故に「い」声を称へて、大戸邇(おほとのぢ)神と申し、「ぎ」声を称へて大戸辺(おほとのべ)神と申す也。かくして「あ」「お」「ウ」「ゑ」「い」の五声『大母音也』成就する也に、開(あ)きて、咽の奥底より呼気を吹き出すべし、この時、必ず「あー」と鳴り出づべし、「あ」声は如何に鳴らすとも常立(とこたち)にして変化(かはり)なし、故に「あ」声を称して国常立神、国底立神と申す也(略)「あ」声を出しながら、漸次口を窄めて、唇の当に相会はむとする時に、自然に鳴り出づるは「おー」なり、気息口内に淀みて口当に組うと為す時に、出づる声なるが故に豊雲野神と申す也(略)「お」声を出しながら口を全く塞ぎ切る時、自然に鳴り出づるは「ウー」なり、故にウ声を宇比地邇神と申し(略)又「ウ」声を強く呼んで其極に達せしむれば、自然と「すー」と鳴るべし、故に「す」声を「ウ」声の妹神須比智邇神と申す也(略)又「ウ」声を呼びながら、舌以て、下顎を、突きて、杙の如く喰ひ入らしむれば(略)自然に「ゑー」と鳴るべし「ゑ」声を強く呼んで其極に至れば、舌自から転じて上顎に、杙の如く喰ひ入り「れー」と鳴るべし。故に「ゑ」声を称して妹活杙神と申し「れ」声を称して妹活杙神と申す也、又「ゑ」声を呼びつつ、全く口中の気息を転回し、圧し尽す時は、自然に「いー」と鳴るべし、い声を強く呼んで其極に至らしむれば、自然に「ぎー」と鳴るべし。これ声の大なる止りの父、大なる止りの母なるが故に「い」声を称へて、大戸邇(おほとのぢ)神と申し、「ぎ」声を称へて大戸辺(おほとのべ)神と申す也。かくして「あ」「お」「ウ」「ゑ」「い」の五声『大母音也』成就する也<ref>ウ-ス、エ-レ、イ-ギの対応など、「[[真素美の鏡]]」に基づく教示のようである。</ref> | 『大本略義』「第五節 四魂」『[[大本略義]]』「第五節 四魂」}}
== 思想の源流 ==

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