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小北山
,→概要
* 小北山とは山の名前ではなく、旧・本山が北山にあったので、それ対して新・本山を小北山と呼んでいるものと思われる。であるから[[坂照山]]を小北山に改称したのではなく「坂照山にある小北山神殿」と考えるのが正しいと思われる。ただし便宜的に坂照山自体を小北山と呼んでいると思われる箇所もある。
* 小北山は[[浮木ケ原]](うききがはら)の近くにある。<ref>{{rm|44|18|一本橋}}で、松彦一行は浮木ケ原に向かう途中で、小北山に寄っている。また{{rm|45|20|蛙行列}}では、松彦一行は「小北山を後に眺めて浮木の森を指して足を早めた」とあり、両者は近隣にあると思われる。</ref> (浮木ケ原はフサと月の国境で、アフガニスタンである<ref>{{rm|39|13}}:「印度と波斯との国境 天地の神の御稜威をば アフガニスタンの大原野 浮木ケ原の森蔭に」</ref>)
* 小北山では三五教と同じように[[十曜の神紋]]を使い[[国治立命]]を祭っている。<ref>{{rm|44|18|一本橋}}:「『(略)不思議の事には小北山の神様にも十曜の紋がつけてありました』『さうして何といふ神様が祭つてあるのだ』『ハイ国治立命様とか承はりました』」:「『(略)不思議の事には小北山の神様にも'''十曜の紋'''がつけてありました』『さうして何といふ神様が祭つてあるのだ』『ハイ'''国治立命'''様とか承はりました』」</ref>
* 小北山の神殿は、階段を200段ばかり登った上にある。<ref>{{rm|44|21|小北山}}:松彦一行は大岩の傍で休憩をした後「一町(約109m)ばかり峻坂を登り、細い階段を二百ばかり刻みながらやうやく小北山神館の門口に着きける」</ref>
* 小北山の山頂には石の宮が三社祭ってある。<ref>{{rm|45|1}}:お寅のセリフ「小北山の山頂に石の宮様が三社祭つて厶いませう。そして右のお宮様にはユラリ彦命様、又の御名は末代日の王天の大神様と申します」、{{rm|44|21|}}:爺(文助)のセリフ「石の宮が三社あつて、正中が月の大神様、日の大神様御夫婦が祀つてある。右の石の宮は末代日の王天の大神様上義姫大神様御夫婦がお祀りになつてゐる。左の方が日照らす大神様、大照皇大神宮様御夫婦が御祀りだ」</ref>