出典: 出口王仁三郎と霊界物語の大百科事典『オニペディア(Onipedia)』
楠の岩窟(くすのいわや)は、霊界物語に登場する岩窟。テルモン山にある。ワックス一味によってデビス姫が監禁された。
第57巻第14章「人畜」#に一度だけ名前が出る。〈テルモン山の山麓の楠の岩窟には、神館の姉娘デビス姫を悪狐の化物として押込めてあつた。〉
デビス姫は第57巻第3章「野探」#で、求道居士・ヘル・妹のケリナ姫と共に、ワックス一味に捕まり、一人ずつ別の岩窟に監禁された。ケリナ姫は「鳩の岩窟」に監禁され、求道居士とヘルが監禁された岩窟は特に名前は付けられていない。三千彦は向かい側の岩窟(大蛇の岩窟)に監禁された。[1]
脚注
- ↑ 第57巻第3章「野探」#:〈数十人の荒男は有無を言はせず四人(編注・求道居士、ヘル、デビス姫、ケリナ姫)を雁字搦に縛り上げた。求道居士初め其外三人は名もなき小童共にムザムザ縛られるやうな者ではなかつたが、一層の事縛られて館へ帰り、ワックス其外を驚かしてやらうと、態とに縛に就いたのである。然るにワックスは胸に一物ある事とて、三九坊の副守の命ずる儘に三千彦を放り込んだ向かひ側の谷間の岩窟に一人宛分けて、大勢と共に送り込み錠を固く鎖して仕舞つたのである。〉