信貴山
信貴山(のぶたかやま)は、霊界物語に登場する山。奈良県生駒郡平群町の信貴山(しぎさん)のこと。第65巻第26章「七福神」に1回だけ名前が出て来る。
聖地エルサレムで上演された七福神の神劇「宝の入船」において、真純彦が扮する毘沙門天のセリフの中に出て来る。
「彼に徒党の奴原を悉く誠罰し諸人の患を救はむと、この日の国に天降り、日出る国信貴山に根城を構へ、追付悪神討亡ぼし」〔第65巻第26章「七福神」/a421-a424#〕
奈良の信貴山の名の由来として──聖徳太子が物部守屋を討伐する時にこの山に至り、戦勝祈願をすると空から毘沙門天が現れて必勝の秘法を授けた──という伝説があり、上の毘沙門天のセリフはそのことを言っているのだと思われる。