物語消費論

出典: 出口王仁三郎と霊界物語の大百科事典『オニペディア(Onipedia)』
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物語消費論(ものがたりしょうひろん)は、大塚英志(おおつか えいじ、評論家)の著書。209~214頁「ビックリマンと「霊界物語」」[1]で、霊界物語とビックリマンの類似性について論じている。平成元年(1989年)発行。

大塚は霊界物語を若い世代になじんでもらう方法として「『霊界物語』の登場人物のシールを「ビックリマン」そっくりの形式で作って子供たちに配ったらどうなるか。「ビックリマン」はシールの裏に書かれた情報の断片を集めて〈ビックリマン神話〉を子供たちが再構成する遊びであることは以前に述べた(略)。『霊界物語』シールの裏にも『霊界物語』の断片的な情報をさりげなく記入しておく。商品としての出来さえよければ彼らは夢中になってシールを集め、ほどなく『霊界物語』をその細部に至るまで把握するだろう」[2]と述べている。

概要

題名 物語消費論
副題 「ビックリマン」の神話学
発行日 平成元年(1989年)5月15日
著者 大塚英志
発行所 新曜社
シリーズ名 ノマド叢書
判型
頁数 487
定価
OBN OBN:1543

脚注

  1. この項目の初出は『新文化』平成元年(1989年)2月23日号
  2. 本書213頁