時代思想の顕現せる天理教と大本教

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時代思想の顕現せる天理教と大本教(じだいしそうのけんげんせるてんりきょうとおおもときょう)は、黒竜会主幹・内田良平の著書。第二次大本事件の直後に発刊されたが、大本を擁護し、検挙した当局を非難しているため、即日発禁処分になった。

巨人出口王仁三郎』によると、内田良平は弾圧された大本を擁護するため、伊藤栄蔵らと連絡を取り、このパンフレットを数千部作り、各大臣や大審院長・検事総長・侍従長など政界の主要人物に秘密裏にばら撒いた。[1]

概要

題名 時代思想の顕現せる天理教と大本教
著者 内田良平
発行日 昭和11年(1936年)2月20日 (発禁)
発行所 黒竜会
頁数 78
定価
OBN 1242
備考
  • 昭和60年(1985年)11月、皇極社出版部から発刊された『内田良平著作集 第一巻(国体論集)』に収録された。

目次

  • p01/国民信仰の帰一
  • p02/神道教団と天業翼賛の無資格
  • p03/有力なる天理教
  • p04/政教の不二一体
  • p04/天理教と欧米思想
  • p05/天理教の祭神
  • p08/天理教祭神の変更
  • p11/祭神変更の説明と其の表裏
  • p21/天理教の思想と当局の取締
  • p23/天理教の教義と其の転向
  • p26/天理教と時代思想の反映
  • p32/思想の対立と大本教
  • p34/天理教の神
  • p36/大本教の神諭
  • p49/大本教の祝詞
  • p53/大本教の信条
  • p57/大本教検挙問題
  • p61/無責任なる宗教取締
  • p64/偏頗なる大本教検挙
  • p67/私が此に筆を下す所以
  • p70/大本教研究の動機
  • p74/日本宗主国の問題

外部リンク

  • 巨人出口王仁三郎』講談社版423頁