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妖魅界(ようみかい)とは、邪神界の別名、または兇党界の別名。妖魅が棲む世界。
【用例】
(1) 邪神界の別名。
- 「そもそも神界には正神界と邪神界がありて、正神界とは俗に善神界と云う界なり。邪神界とは妖魅界と同じ事であるが」〔本教創世記第三章#〕
- 「正神界とは俗にいはゆる善神界の事である。邪神界とは妖魅界といふも同じ事である。正神界はいとも貴き麗しく、楽しみと栄えに充てる神の国なり。邪神界はこれに反対にして、いとも賤しくいとも醜しく、苦みと悩みに充てる悪魔の世界なり。正神界は高天原とも唱へ天国とも称ふ。邪神界は根の国底の国といひ、また地獄ともいふ。」〔道之大本第八章#〕
(2) 兇党界の別名。
- 「精霊界には自然的即ち肉体的精霊なるものが団体を作つて、現界人を邪道に導かむとするものある事を知らねばならぬ。肉体的精霊とは、色々の種類あれども、其形は人間に似て人間にあらざるあり、或は天狗あり、狐狸あり、大蛇あり、一種の妖魅ありて、暗黒なる現界に跋扈跳梁しつつあり。此等は地獄界にも非ず、一種の妖魅界又は兇党界と称し、人間に譬ふれば、所謂不浪の徒である」〔霊界物語第50巻第1章「至善至悪」#〕
- 「高姫は普通の人間と異なり、天国、地獄の両界の中に介在する所の中有界に身をおきながら、尚も肉体的精霊即ち兇党界、妖魅界に和合せるが為に」〔霊界物語第52巻第1章「真と偽」#〕