大本襲撃

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大本襲撃(おおもとしゅうげき)は、早瀬圭一(はやせ・けいいち。1937年生まれ。ジャーナリスト。毎日新聞客員編集委員)の著書。大本本部サイドからの依頼により執筆され、平成19年(2007年)に毎日新聞社から出版された。

概要

「プロローグ」によると平成15年(2003年)に、毎日新聞社時代の一年先輩である四方洋(元『サンデー毎日』編集長。四方八洲男・元綾部市長の兄)を通して「二代教主出口すみの生涯を書いてみないか」という話が持ち込まれ、執筆することになった。副題にも「出口すみとその時代」とあるが、しかし実際の内容は出口澄子の伝記部分はわずかである。大半は、第二次大本事件で京都府警察部特高課長として大本検挙を指揮した杭迫軍二の視点を主軸として、第二次大本事件の当局の動静、弾圧の状況、裁判の様子などを描いた作品になっている。

巻末には宗教学者の島薗進へのインタビュー記事「宗教学から見た大本」と、出口紅・五代教主へのインタビュー記事「歴史を受け継ぐ者として」(いずれも早瀬がインタビュアー)、第二次大本事件の裁判資料などが収録されている。

題名 大本襲撃
副題 出口すみとその時代
著者 早瀬圭一
発行日 2007年5月23日 第1刷
2010年4月19日 第5刷
発行所 毎日新聞社
頁数 396頁
ISBN-13 978-4620318141
OBN 1788
定価 本体 1600 円+税(第5刷)

2011年3月29日に新潮社から新潮文庫として刊行された。(ISBN-13:978-4101390062)

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