清春山
清春山(きよはるやま)は、
(1) 霊界物語に登場する山。
(2) 第39巻第14章の章題。
本項では(1)について解説する。
概要
- 初出:第39巻第13章「浮木の森」#
- フサの国と月の国の国境(のアフガニスタンの北方)にある半分禿げた山。その山奥の岩窟にバラモン教の大足別将軍が巣窟を構えている。[1] [2]
- 浮木の森から10里ほど離れている。[3]
主なエピソード
第39巻
清春山の岩窟に、バラモン教の大足別将軍が数百人の部下を集めて、暴威を振るっていた。大足別は大黒主の命により、デカタン高原のウラル教(カルマタ国)を攻撃するため出陣した。[4]
照国別は清春山の山麓で妹の菖蒲と出会う。バラモン教によって両親が岩窟に囚われていることを知り、救出に行く。〔第39巻第13章「浮木の森」#~第16章「親子対面」#〕
第40巻
照国別は、清春山のポーロに帰順を促す手紙を書いて、ケーリスとタークスの2人に託す。ポーロはその手紙を読んで感激し、心を改めた。〔第40巻第7章#~第9章#〕
第43巻
改心したマツ公(松公)とタツ公(竜公)の2人は、清春山の岩窟に監禁していた伊太公を救い出しに行く。〔第43巻第15章#~第18章#〕
脚注
- ↑ 第39巻第14章「清春山」#:「フサと月との国境に屹山せる半禿山の山奥に大岩窟を構へて、バラモン教を開設し」「此近くには清春山といふ高山があつて、其山奥に大足別といふ悪神の大将が巣窟を構へて居りまする」
- ↑ 第40巻第9章「雁使」#:「フサと月との国境 アフガニスタンの北方に 雲を圧してそそり立つ 清春山はバラモンの 教に取つて第一の 要害堅固の関所ぞと」
- ↑ 第39巻第13章「浮木の森」#:黄金姫のセリフ「僅かに十里ばかりの道程」
- ↑ 第39巻第14章「清春山」#、第15章「焼糞」#:「清春山の岩窟には大将の大足別が数百人の武卒を率ゐ、大黒主の命によつてデカタン高原に蟠居せるウラル教の集団を勦滅せむと出陣した後であつた」