真澄の鏡
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真澄の鏡(ますみのかがみ)とは、
(1) 霊界物語に登場する神器。 (2) 七十五声の言霊のこと。「鏡は神であります。さうして言霊であります。言霊七十五音を真澄の鏡と申します。三種の神器の一を八咫の鏡と申すのは即ち七十五声の言霊であります」〔第12巻第30章「天の岩戸」#〕、「斯の清き流の末の濁りを、真澄の鏡の言霊に清め改め、世界を十二の国に立別け、一つの源の流れに立直し」〔伊都能売神諭 大正8年3月7日#〕。
本項では(1)について解説する。
→七十五声の言霊を配した図表は「真素美の鏡」を見よ
→霊界物語で聖地エルサレムの宮殿に安置してある鏡は「真澄の大鏡」を見よ
概要
- 初出:第2巻第4章「真澄の神鏡」#
- 「天の真澄の鏡(あめのますみのかがみ)」と「国の真澄の鏡(くにのますみのかがみ)」の2つあり、どちらももともと木花姫命が持っていた。
- 第2巻第4章「真澄の神鏡」#で大足彦は、木花姫命から「天の真澄の鏡」を授かった。[1]
- 第2巻第7章「天地の合せ鏡」#に「天地揃うて合せ鏡という神示は、この二個の神鏡の意である」とある。この「神示」とは大本神諭 大正5年旧11月8日#の「天からと地からと両鏡で、世界の事を帳面に付け止めてある同様に判りて居るから」のことか? 「天地の合せ鏡」という言葉は「相応」と同じような意味として使われる。【例】「何事も天地の合せ鏡と云つて、国魂の清い所は又それ相当に清い美しい景色が天地自然に描き出されるものです」[2]
効果
真澄の鏡に照らすと、真の正体が暴き出されるような効果がある。
【例】
- 大足彦が真澄の鏡で(偽の)稚桜姫命を照らすと、見るも恐ろしい(鬼姫の後身である)バイカル湖の黒竜の姿が現れ、黒雲を起こして逃げ失せた。〔第2巻第4章「真澄の神鏡」#〕
- 木花姫命が天の真澄の鏡で、鬼猛彦の魔軍に向かって照らすと、魔軍は黒竜・邪鬼に変じて遁走した。〔第2巻第7章「天地の合せ鏡」#〕