武蔵彦
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武蔵彦(むさしひこ)は、霊界物語に登場する人物。「盤古大神の系統」の悪神で「黒色の大蛇」[1]。春子姫(武蔵彦の娘[2])、足長彦らと共に「武蔵彦一派」[3]と呼ばれている。
第1巻第24章「神世開基と神息統合」#と第25章「武蔵彦一派の悪計」#だけに登場する。
主なエピソード
地の高天原を攻めるため、まず善悪正邪が一目でわかる黄金の大橋(黄金橋)を破壊する必要があった。盤古大神の系統は武蔵彦を先頭に進んできた。次に春子姫、次に足長彦が現れる。しかし橋は容易に破壊できなかった。思案に尽きて、大地の霊なる金勝要神を手に入れようとしたり、瑞の御魂の排斥運動を試みたが、厳の御魂に謀計を看破され、武蔵彦一派は逃げ帰った。これが第一戦の第一計画である。〔第1巻第24章「神世開基と神息統合」#〕
ただちに第二の計画に移った。今度は大挙して一挙に黄金橋を破壊するために、数万の悪神たちを集めて密義を凝らした。竹熊・木常姫が大将となり、橋の占領破壊に全力を尽くした。しかし第二の計画も破れ、娘の春子姫は悶死を遂げた。武蔵彦は'''筑波仙人'''(邪神界の第三階級に属する地仙)の体を借りて、竜宮城の占領を企てた。武蔵彦の目的は竜宮城だけでなく地の高天原をも占領し、国常立尊を退去させ、盤古大神に代わらそうというのが根本的な目的だった。武蔵彦は竹熊に策を授けて再挙を企てた。〔第1巻第25章「武蔵彦一派の悪計」#〕
これ以降は、悪神の活動は竹熊が中心となり、武蔵彦は登場しない。