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清照彦は両親が改心せず反逆心をすてないため、両親を討つことを決意。[{{rm|2|37|長高山の悲劇}}]
それを知った妻の清照彦は両親が改心せず反逆心をすてないため、両親を討つことを決意。それを知った妻の[[末世姫]]は「両親を討つなんてとんでもない。中立を保って」と進言するが、断られたので自決してしまう。
そこへ竜宮城から使者が現われ、言霊別命の「魔軍を掃滅せよ」との命令を伝えた。そこへ竜宮城から使者が現われ、言霊別命の「魔軍を掃滅せよ」との命令を伝えた。しかし言霊別命の本心は、子の清照彦に両親を改心させて救わせようとの神慮だった。
しかし言霊別命の本心は、子の清照彦に両親を改心させて救わせようとの神慮だった。清照彦は決意して、数万の神軍を率いて出撃。[[天の鳥船]]から高白山を攻撃する。荒熊彦夫妻は[[ローマ]]へ逃走した。
清照彦は決意して、数万の神軍を率いて出撃。高白山は清照彦が、[[天の鳥船長高山]]から高白山を攻撃する。は元照彦が治めることになった。
荒熊彦夫妻は[[ローマ]]へ逃走。=== 第38章 ===
高白山は清照彦が、[[長高山]]は元照彦が治めることになった。 === [{{rm|2|38|歓天喜地}} ===]
清照彦は両親がローマで殺害されたという情報を聞き、自決を遂げようとする。 そのとき清照彦は両親がローマで殺害されたという情報を聞き、自決を遂げようとする。そのとき[[天極紫微宮]]から天女が現われ、「しばし隠忍して時を待て。必ず両親と妻に再会させる」と伝える。
妻の末世姫は自決しようとしたとき、その貞節に感じて天使が降りてきて身代りとなり、言霊別命のそばに仕えていたのであった。言霊別命は「長高山は荒熊彦・荒熊姫が、高白山は清照彦が治めよ」という神勅を伝える。妻の末世姫は自決しようとしたとき、その貞節に感じて天使が降りてきて身代りとなり、言霊別命のそばに仕えていたのであった。
高白山
,→主なエピソード
の三者による、「忠」を取るか「孝」を取るかという葛藤のドラマが展開されている。
=== 第28・29章 === [{{rm|2|28|高白山の戦闘}}・{{rms|2|29|乙女の天使}} ===]
高白山の守将・[[荒熊彦]]と[[荒熊姫]]の夫婦は、[[常世姫]]一派の魔軍に攻撃されるが、[[言霊別命]]と[[元照彦]](言霊別命の弟)によって救われた。二人は恩を謝し、言霊別命の従臣となり、高白山の城塞を言霊別命に献上する。
荒熊彦は言霊別命に反乱を起こすが、乙女の天使([[絹子姫]])の助けにより言霊別命は助かり、夫婦は改心する。
=== 第30・31章 === [{{rm|2|30|十曜の神旗}}・{{rms|2|31|手痛き握手}} ===]
[[アラスカ国]]は再び平和に治まり、[[絹子姫]]は[[照妙姫]]と改称し、言霊別命の侍女となって身辺を護ることになった。
そこで言霊別命は、母の[[国世姫]]からもらった領巾(ひれ)をふると、乙女の天使が現われて、疑いが晴らすことが出来た。
=== 第32章 === [{{rm|2|32|言霊別命の帰城}} ===]
言霊別命は稚桜姫命の誤解(言霊別命が謀反を起こそうとたくらんでいるという誤解)を解くために帰城するが、常世姫に邪険にされ、嫌みを言われる。
=== 第33章 === [{{rm|2|33|焼野の雉子}} ===]
高白山では、言霊別命に代わって元照彦がアラスカ全土を治めていた。
元照彦はローマに逃げ、高白山は荒熊彦の手に落ちた。
=== 第36章 === [{{rm|2|36|高白山上の悲劇}} ===]
[[長高山]]にいる清照彦は、高白山の荒熊彦夫妻(両親)に「大義のために、常世姫を捨て、言霊別命に謝罪せよ」と手紙を送る。
[[駒山彦]](常世姫の部下)の進言により、荒熊彦は、親子の情を捨てて常世姫に忠誠を捧げることを決意した。それを聞いた荒熊姫は苦悶して号泣する。
=== {{rm|2|37|長高山の悲劇}} 第37章 ===
それを見た清照彦も自決しようとするが、元照彦に止められる。
清照彦は、両親(荒熊彦夫妻)を追えば倒すことができたが、わざと見逃して、両親にどこかで余生を送ってもらおうとした。
夫妻は[[ローマ]]を攻撃したが、捕まり、幽閉される。
清照彦は心を取り直し、時を待つことにした。
[[言霊別命]]が「[[稚桜姫命]]の使者として賞詞を持ってきた」と3つの御輿(みこし)を見せる。その御輿の中から、両親([[荒熊彦]]・[[荒熊姫]])と妻([[末世姫]])が現われた。
言霊別命は「汝はよく忠孝を全うし、至誠を貫徹した。[[国治立大神]]からの褒美である」と告げる。 家族4人は嬉し涙に明け暮れた。 言霊別命は「長高山は荒熊彦・荒熊姫が、高白山は清照彦が治めよ」という神勅を伝える。からの褒美である」と告げる。家族4人は嬉し涙に明け暮れた。
== 脚注 ==