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'''神王の森'''(しんのうのもり)は、[[霊界物語]]に登場する森。[[ヒルの国]]の[[アラシカ山]]にある。
== 概要 ==
* 別名:楠の森(くすのもり)<ref>{{rm|31|7|妻の選挙}}に1回だけ出る。「常世神王の祀られた楠の森の祠だ」</ref>
* 初出:{{rm|31|8|人獣}}
* {{rm|31|7|妻の選挙}}から舞台となっている。
* [[第31巻]]だけに出る。
* [[常世神王]]を祀る古い祠が建っている、楠の大木が生えた森。<ref>{{rm|31|7|妻の選挙}}:「此坂をズツと登りつめると、樟の大木の森があつて、そこには常世神王の古ぼけた祠が建つてゐます」</ref> (ただしこの[[常世神王]]は、[[盤古大神大国彦]]が改名した常世神王ではなく、[[ウラル彦]]のことを常世神王と呼んでいる。→詳細は「[[神王の祠]]」を見よ)
* [[アラシカ山]]の麓ではなく、山腹にある。<ref>{{rm|31|7|妻の選挙}}:一行は「アラシカ峠の山麓」に着くが、そこで国依別が「此坂をズツと登りつめると、樟の大木の森があつて、そこには常世神王の古ぼけた祠が建つてゐます。どうかそこ迄登つて休息をする事に致しませう」と語っているので、山麓よりは上の方にあることが分かる。</ref>
== 主なエピソード ==
* [[日暮シ山]]の岩窟に向かう<ref>{{rm|31|6|女弟子}}:「是より[[国依別]]は[[楓別命]]に暇を告げ、二人の女を伴ひ、神館を後に日暮シ山の岩窟に向ひ、[[エス]]、[[キジ]]、[[マチ]]の三人の生命を救ふべく夜の明けぬ中より準備為し、日暮シ山指して男女三人進み行く」</ref>[[国依別]]、[[紅井姫]]、[[エリナ姫]]の一行3人が神王の森で休憩しようとすると、[[秋山別]]と[[モリス]]が喧嘩をしていた。国依別は作り声で「神王の祠を守護する大天狗であるぞよ。この霊場で喧嘩をするとはけしからん」と叫ぶと、二人は喧嘩を止めた。そして国依別は「国依別たちが今登ってくるから、先に捕まえた者に紅井姫を、次点者にはエリナ姫を与えてやる」と嘘を告げると、二人はそれを信じて山を下りて行った。彼らが戻って来ないうちに国依別たち3人はその場を去り、頂上目指して登って行く。〔{{rm|31|7|妻の選挙}}〕
* 3人は[[アラシカ山]]の山頂で夜を明かした後、西南指して下って行き、日暮シ河の丸木橋の袂で夜を明かすことにした。夜中に秋山別とモリスが3人を探してウロウロうろついている。国依別は化け物のふりをして驚かすと、2人は逃げて行った。〔{{rm|31|8|人獣}}〕
* 2人は再びアラシカ山を登り、神王の森で紅井姫の行方を神に伺うことにした。秋山別が[[神主]]となり、モリスが[[審神者]]となって、翌日の真夜中頃に神占をすることにする。古ぼけた祠の床の上で二人は向かい合う。秋山別が滅茶苦茶なので役割を交代する。するとモリスに、神王の森を守護する「悪魔大王」という天狗が懸かるが偽の神懸かりだった。二人は神王の森を後にして[[日暮シ山]]の岩窟を指して進む。〔{{rm|31|9|誤神託}}〕
== 脚注 ==
<references/>
== 関連項目 ==
* [[神王の祠]]:[[第30巻第21章]]の章題。
[[Category:霊界物語の森林|しんのうのもりあらしかやま]]
'''神王の森'''(しんのうのもり)は、[[霊界物語]]に登場する森。[[ヒルの国]]の[[アラシカ山]]にある。
== 概要 ==
* 別名:楠の森(くすのもり)<ref>{{rm|31|7|妻の選挙}}に1回だけ出る。「常世神王の祀られた楠の森の祠だ」</ref>
* 初出:{{rm|31|8|人獣}}
* {{rm|31|7|妻の選挙}}から舞台となっている。
* [[第31巻]]だけに出る。
* [[常世神王]]を祀る古い祠が建っている、楠の大木が生えた森。<ref>{{rm|31|7|妻の選挙}}:「此坂をズツと登りつめると、樟の大木の森があつて、そこには常世神王の古ぼけた祠が建つてゐます」</ref> (ただしこの[[常世神王]]は、[[盤古大神大国彦]]が改名した常世神王ではなく、[[ウラル彦]]のことを常世神王と呼んでいる。→詳細は「[[神王の祠]]」を見よ)
* [[アラシカ山]]の麓ではなく、山腹にある。<ref>{{rm|31|7|妻の選挙}}:一行は「アラシカ峠の山麓」に着くが、そこで国依別が「此坂をズツと登りつめると、樟の大木の森があつて、そこには常世神王の古ぼけた祠が建つてゐます。どうかそこ迄登つて休息をする事に致しませう」と語っているので、山麓よりは上の方にあることが分かる。</ref>
== 主なエピソード ==
* [[日暮シ山]]の岩窟に向かう<ref>{{rm|31|6|女弟子}}:「是より[[国依別]]は[[楓別命]]に暇を告げ、二人の女を伴ひ、神館を後に日暮シ山の岩窟に向ひ、[[エス]]、[[キジ]]、[[マチ]]の三人の生命を救ふべく夜の明けぬ中より準備為し、日暮シ山指して男女三人進み行く」</ref>[[国依別]]、[[紅井姫]]、[[エリナ姫]]の一行3人が神王の森で休憩しようとすると、[[秋山別]]と[[モリス]]が喧嘩をしていた。国依別は作り声で「神王の祠を守護する大天狗であるぞよ。この霊場で喧嘩をするとはけしからん」と叫ぶと、二人は喧嘩を止めた。そして国依別は「国依別たちが今登ってくるから、先に捕まえた者に紅井姫を、次点者にはエリナ姫を与えてやる」と嘘を告げると、二人はそれを信じて山を下りて行った。彼らが戻って来ないうちに国依別たち3人はその場を去り、頂上目指して登って行く。〔{{rm|31|7|妻の選挙}}〕
* 3人は[[アラシカ山]]の山頂で夜を明かした後、西南指して下って行き、日暮シ河の丸木橋の袂で夜を明かすことにした。夜中に秋山別とモリスが3人を探してウロウロうろついている。国依別は化け物のふりをして驚かすと、2人は逃げて行った。〔{{rm|31|8|人獣}}〕
* 2人は再びアラシカ山を登り、神王の森で紅井姫の行方を神に伺うことにした。秋山別が[[神主]]となり、モリスが[[審神者]]となって、翌日の真夜中頃に神占をすることにする。古ぼけた祠の床の上で二人は向かい合う。秋山別が滅茶苦茶なので役割を交代する。するとモリスに、神王の森を守護する「悪魔大王」という天狗が懸かるが偽の神懸かりだった。二人は神王の森を後にして[[日暮シ山]]の岩窟を指して進む。〔{{rm|31|9|誤神託}}〕
== 脚注 ==
<references/>
== 関連項目 ==
* [[神王の祠]]:[[第30巻第21章]]の章題。
[[Category:霊界物語の森林|しんのうのもりあらしかやま]]