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常世会議
,→後日談
常世彦・常世姫は聖地エルサレムへ行き、[[国祖]]に、行成彦らが権謀術数を用いて会議を撹乱し、[[天地の律法]]を破ったことを虚実入り混じって進言した。〔第29~31章〕
国祖は[[大道別]](道彦)に、神界のために働いたことは感謝するが、天地の律法を破ったことは看過できない、と言って落涙する。(道彦)に、神界のために働いたことは感謝するが、天地の律法を破ったことは看過できない、と言って落涙する。(注)
大道別は竜宮海で投身した。その[[和魂]]・[[幸魂]]は海を守護する神([[琴平別神]])となり、[[荒魂]]・[[奇魂]]は陸上を守護する神([[日の出神]])となる。
それを聞いていた常世彦は、今回の騒動の責任は国祖にあることを知った。(それをネタに国祖に隠退を迫ることになる)〔以上、{{rms|4|32|免れぬ道}}〕
(注)もともと常世城に潜り込ませたのは、国祖が命じたからである。しかし国祖は邪神を言向け和せと命じたのであって、ウソをつくという天則違反(天地の律法の「欺くなかれ」に反する)は、大道別・鬼武彦らが国祖の神慮を誤解したからである。<ref>{{rm09|5|0003|総説 嵐の跡}}:「常世城の会議における森鷹彦に変装せる大江山の鬼武彦をはじめ、大道別、行成彦および高倉、旭の奇策を弄し、邪神の奸策を根底より覆へしたるごとき変現出没自在の活動は、決して国祖の関知したまふところに非ずして、聖地の神人の敵にたいする臨機応変的妙案奇策にして、よくその功を奏したりといへども、天地の律法には『欺く勿れ』の厳戒あり、神聖至厳なる神人の用ふべからざる行為なれば、その責はひいて国祖大神の御位置と神格を傷つけた。現に大道別、森鷹彦、鬼武彦らの神策鬼謀は、国祖の直命にあらず、国祖は至仁至直の言霊をもつて邪神らを悔い改めしめ、言向和さむとの御聖意より外なかつた。しかるに血気に逸り、忠義に厚き聖地の神々は、律法の如何を顧みるに遑なく、暴に対するに暴を以てし、逆に対するに逆を以てし、不知不識のあひだに各自の神格を損ひ、国祖の大御心を忖度し得なかつたためである」</ref>
== 脚注 ==