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ページの作成:「{{Otheruses|神名が戸山津見神である照彦|その他の照彦|照彦 (曖昧さ回避)}} '''照彦'''(てるひこ)は、霊界物語に登場する人…」
{{Otheruses|神名が戸山津見神である照彦|その他の照彦|照彦 (曖昧さ回避)}}
'''照彦'''(てるひこ)は、[[霊界物語]]に登場する人物。第五代天使長・[[桃上彦]]に仕えていた家来で、[[月雪花の三姉妹]]の従者。神名は「'''戸山津見神'''(とやまづみのかみ)」と言う<ref>{{rm|9|16|蛸釣られ}}:「而して彼照彦は、或る尊き神の分霊にして、後には戸山津見神となりたり」</ref>。実は[[月照彦神]]の化身である。
== 概要 ==
* 初出:{{rm|9|1|都落}}
* 眉目清秀。年齢は24~5歳。<ref>{{rm|9|1|都落}}:「眉目清秀なる二十四五歳と覚しき男」</ref>
* 「戸山津見神」という神名は、誰かに命名されたわけではない。初めて使われるのは{{rm|9|34|森林の囁}}だが、自ら「われこそは三五教の宣伝使、戸山津見の神なるぞ」と名乗っている。それ以降も、ほとんど「照彦」と呼ばれており、「戸山津見」と呼ばれることは少ない。
* 「照彦」が仮の名で、「戸山津見神」が本当の名前のようである。<ref>{{rm|9|37|凱歌}}:「照彦とは'''仮の名'''、今は尊き天の数歌、一、二、三、四、五、六、七、八、九、十。十の名に負ふ戸山津見の神」、{{rm|10|5|狐々怪々}}:照彦(に化けた白狐)のセリフ「三五教の宣伝使照彦とは'''仮の名'''、一、二、三、四、五、六、七、八、九、十、天の数歌名に負ひし戸山津見の神、見参せむ」</ref>
* [[月照彦神]]の再来または化身。<ref>{{rm|9|37|凱歌}}:(照彦のセリフ)「隈なく照らす月照彦の神の'''再来'''」、{{rm|11|28|二夫婦}}:(梅ケ香姫の歌)「月照彦の神霊魂 名も照彦と現はれて」、{{rm|41|14|慈訓}}:(竹野姫のセリフ)「月照彦様の'''御化身'''照彦と云ふ」</ref> →「[[月照彦神]]」を見よ
== エピソード ==
=== 第9巻 ===
* [[月雪花の三姉妹]]は父・[[桃上彦]]の行方を探すため[[ウヅの国]]へ旅立った<ref>{{rm|9|2|エデンの渡}}:(松代姫のセリフ)「聖地エルサレムから一人の父を探ねて、ウヅの国へ参るもので御座います」</ref>。照彦は館から姿を消した3人をあちこち探し回り、ようやく[[エデンの渡場]]で3人を見つけた。3人に頼まれ、ウヅの国まで送ることになる。〔{{rm|9|1|都落}}~{{rms|9|2|エデンの渡}}〕
* ウヅの都の[[正鹿山津見]]([[桃上彦]])の館に着くと、ちょうど正鹿山津見と[[五月姫]]の婚礼が行われていた。数日間、滞在した後、松竹梅の三姉妹は[[淤縢山津見]]に同道して、[[常世の国]]へ向かって宣伝の旅に出る。照彦も同道する。〔{{rm|8|38|華燭の典}}、{{rm|9|9|鴛鴦の衾}}、{{rms|9|12|鹿島立}}〕
* [[照山峠]]を下り、[[テルの国]]の里近くで、[[淤縢山津見]]・[[駒山彦]]・照彦の3人と、[[珍山彦]]・松竹梅の4人は、別行動を取ることになる。照彦に[[月照彦命]]が神懸かりし、淤縢山津見と駒山彦に説教する。(その後は各自一人旅となる)〔{{rm|9|14|闇の谷底}}~{{rms|9|16|蛸釣られ}}〕
* 照彦は[[間の国]]で、松竹梅の宣伝使を匿っていた[[春山彦]]に出会う。春山彦の館に着くと、間の国を支配する[[鷹取別]]の部下たちが照彦を捕まえに来た。照彦は駕籠に乗せられ連れて行かれる。しかしそれは白狐の変化で、本物の照彦は館に残っていた。照彦は、自分は月照彦神の再来で、[[木花姫命]]の御心により松竹梅の三人を守っていたのだ、と素性を明かす。〔{{rm|9|34|森林の囁}}~{{rms|9|37|凱歌}}〕
=== 第10巻 ===
* [[常世城]]に、[[間の国]]で捕まった照彦(に化けた白狐)が連れて来られた。常世の国の枉神を言向け和すためにここに来たと笑うと姿を消してしまった。〔{{rm|10|5|狐々怪々}}〕
* [[ロッキー山]]に到着した[[淤縢山津見]]と[[固虎]]は、魔軍が[[黄泉島]]へ出陣してしまったため、グズグズしていて[[黄泉比良坂の神業]]に遅れてしまったと悔やんだ。そこへ忽然として照彦が現れ、「遅れたのは水も漏らさぬ神の仕組だ、二人はロッキー城へ進め、自分は常世城に忍び込み一切の計画を調査する」と言うと姿を消してしまった。〔{{rm|10|14|松風の音}}〕
* [[淤縢山津見]]と[[固山彦]]([[固虎]])は[[ロッキー城]]の中へ入った。そこへ照彦が3人の女宣伝使を伴ってやって来る。照彦は[[蚊々虎]]の姿に変じ、3人を偽の日の出神(その正体は[[大国彦]])に差し出す。その3人は[[松竹梅の宣伝使]]だった。〔{{rm|10|17|乱れ髪}}〕
* [[黄泉比良坂の戦い]]で、戸山津見神は[[十六神将]]の一人として参加している。<ref>{{rm|10|21|桃の実}}:「遊軍として[[闇山津見神]]、[[羽山津見神]]、[[原山津見神]]、戸山津見神の[[十六神将]]をして鶴翼の陣を張り」</ref>〔{{rm|10|21|桃の実}}〕
== 古事記における戸山津見神 ==
古事記では、伊邪那岐命が迦具土神を斬ったとき、右足から生まれた神。
* [[古事記]]と[[霊界物語の神名対照]]
* {{rm|8|40|言霊解二}}
* <wp>カグツチ</wp>
* <kb>戸山津見神<kb>
== 脚注 ==
<references/>
== 似た名前の人物 ==
→「[[てるひこ]]」を見よ
{{デフォルトソート:てるひことやまつみのかみ}}
[[Category:霊界物語の人物]]
'''照彦'''(てるひこ)は、[[霊界物語]]に登場する人物。第五代天使長・[[桃上彦]]に仕えていた家来で、[[月雪花の三姉妹]]の従者。神名は「'''戸山津見神'''(とやまづみのかみ)」と言う<ref>{{rm|9|16|蛸釣られ}}:「而して彼照彦は、或る尊き神の分霊にして、後には戸山津見神となりたり」</ref>。実は[[月照彦神]]の化身である。
== 概要 ==
* 初出:{{rm|9|1|都落}}
* 眉目清秀。年齢は24~5歳。<ref>{{rm|9|1|都落}}:「眉目清秀なる二十四五歳と覚しき男」</ref>
* 「戸山津見神」という神名は、誰かに命名されたわけではない。初めて使われるのは{{rm|9|34|森林の囁}}だが、自ら「われこそは三五教の宣伝使、戸山津見の神なるぞ」と名乗っている。それ以降も、ほとんど「照彦」と呼ばれており、「戸山津見」と呼ばれることは少ない。
* 「照彦」が仮の名で、「戸山津見神」が本当の名前のようである。<ref>{{rm|9|37|凱歌}}:「照彦とは'''仮の名'''、今は尊き天の数歌、一、二、三、四、五、六、七、八、九、十。十の名に負ふ戸山津見の神」、{{rm|10|5|狐々怪々}}:照彦(に化けた白狐)のセリフ「三五教の宣伝使照彦とは'''仮の名'''、一、二、三、四、五、六、七、八、九、十、天の数歌名に負ひし戸山津見の神、見参せむ」</ref>
* [[月照彦神]]の再来または化身。<ref>{{rm|9|37|凱歌}}:(照彦のセリフ)「隈なく照らす月照彦の神の'''再来'''」、{{rm|11|28|二夫婦}}:(梅ケ香姫の歌)「月照彦の神霊魂 名も照彦と現はれて」、{{rm|41|14|慈訓}}:(竹野姫のセリフ)「月照彦様の'''御化身'''照彦と云ふ」</ref> →「[[月照彦神]]」を見よ
== エピソード ==
=== 第9巻 ===
* [[月雪花の三姉妹]]は父・[[桃上彦]]の行方を探すため[[ウヅの国]]へ旅立った<ref>{{rm|9|2|エデンの渡}}:(松代姫のセリフ)「聖地エルサレムから一人の父を探ねて、ウヅの国へ参るもので御座います」</ref>。照彦は館から姿を消した3人をあちこち探し回り、ようやく[[エデンの渡場]]で3人を見つけた。3人に頼まれ、ウヅの国まで送ることになる。〔{{rm|9|1|都落}}~{{rms|9|2|エデンの渡}}〕
* ウヅの都の[[正鹿山津見]]([[桃上彦]])の館に着くと、ちょうど正鹿山津見と[[五月姫]]の婚礼が行われていた。数日間、滞在した後、松竹梅の三姉妹は[[淤縢山津見]]に同道して、[[常世の国]]へ向かって宣伝の旅に出る。照彦も同道する。〔{{rm|8|38|華燭の典}}、{{rm|9|9|鴛鴦の衾}}、{{rms|9|12|鹿島立}}〕
* [[照山峠]]を下り、[[テルの国]]の里近くで、[[淤縢山津見]]・[[駒山彦]]・照彦の3人と、[[珍山彦]]・松竹梅の4人は、別行動を取ることになる。照彦に[[月照彦命]]が神懸かりし、淤縢山津見と駒山彦に説教する。(その後は各自一人旅となる)〔{{rm|9|14|闇の谷底}}~{{rms|9|16|蛸釣られ}}〕
* 照彦は[[間の国]]で、松竹梅の宣伝使を匿っていた[[春山彦]]に出会う。春山彦の館に着くと、間の国を支配する[[鷹取別]]の部下たちが照彦を捕まえに来た。照彦は駕籠に乗せられ連れて行かれる。しかしそれは白狐の変化で、本物の照彦は館に残っていた。照彦は、自分は月照彦神の再来で、[[木花姫命]]の御心により松竹梅の三人を守っていたのだ、と素性を明かす。〔{{rm|9|34|森林の囁}}~{{rms|9|37|凱歌}}〕
=== 第10巻 ===
* [[常世城]]に、[[間の国]]で捕まった照彦(に化けた白狐)が連れて来られた。常世の国の枉神を言向け和すためにここに来たと笑うと姿を消してしまった。〔{{rm|10|5|狐々怪々}}〕
* [[ロッキー山]]に到着した[[淤縢山津見]]と[[固虎]]は、魔軍が[[黄泉島]]へ出陣してしまったため、グズグズしていて[[黄泉比良坂の神業]]に遅れてしまったと悔やんだ。そこへ忽然として照彦が現れ、「遅れたのは水も漏らさぬ神の仕組だ、二人はロッキー城へ進め、自分は常世城に忍び込み一切の計画を調査する」と言うと姿を消してしまった。〔{{rm|10|14|松風の音}}〕
* [[淤縢山津見]]と[[固山彦]]([[固虎]])は[[ロッキー城]]の中へ入った。そこへ照彦が3人の女宣伝使を伴ってやって来る。照彦は[[蚊々虎]]の姿に変じ、3人を偽の日の出神(その正体は[[大国彦]])に差し出す。その3人は[[松竹梅の宣伝使]]だった。〔{{rm|10|17|乱れ髪}}〕
* [[黄泉比良坂の戦い]]で、戸山津見神は[[十六神将]]の一人として参加している。<ref>{{rm|10|21|桃の実}}:「遊軍として[[闇山津見神]]、[[羽山津見神]]、[[原山津見神]]、戸山津見神の[[十六神将]]をして鶴翼の陣を張り」</ref>〔{{rm|10|21|桃の実}}〕
== 古事記における戸山津見神 ==
古事記では、伊邪那岐命が迦具土神を斬ったとき、右足から生まれた神。
* [[古事記]]と[[霊界物語の神名対照]]
* {{rm|8|40|言霊解二}}
* <wp>カグツチ</wp>
* <kb>戸山津見神<kb>
== 脚注 ==
<references/>
== 似た名前の人物 ==
→「[[てるひこ]]」を見よ
{{デフォルトソート:てるひことやまつみのかみ}}
[[Category:霊界物語の人物]]