松上の苦悶(しょうじょうのくもん)は、霊界物語第23巻第3章#の章題。

魔我彦と竹彦の二人が、松の上で苦悶する。

竹彦にかかった八岐大蛇の眷属が、竹彦と魔我彦の二人に「松の木に登れ」と命じた。二人は言われた通り庭先の松の木に登り、一生懸命に天津祝詞を奏上した。それを見た若彦、杢助、玉治別、国依別は笑った。

杢助はわざと大声で「二人を料理して酒の肴に一杯やろうかい」と怒鳴ると、魔我彦は戦慄して、次第に震え声になり、ついには息もできなくなってしまった。

松の上で竹彦はまたもや神がかりとなり、魔我彦に「竹彦と手を繋いで天に向かって飛び上がれ、そうすれば摘み上げてこの館から脱出させ安全地帯に救ってやる」と言う。

魔我彦は無我夢中で竹彦の手を取り、飛び上がった。途端に松の上から荒砂を敷き詰めた庭に真っ逆さまに墜落し、人事不省に陥ってしまった。