情の鞭(なさけのむち)は、霊界物語第22巻第15章#の章題。

生田の森の杢助館に滞在して療養している玉能姫を訪ねて、夫の若彦がやってきた。杢助はそれを厳しく咎める。〈三五教の宣伝使たるものは、一切を神様に任せ、総ての執着を去り、師匠を杖につかず、人を相手とせず、親子女房血類を力にすなとの教ではござらぬか〉

また杢助は、玉能姫に対して〈神界のため夫に暫く離れて素盞嗚大神の御楯となり、華々しき功名を致す迄、夫に面会は致すまいぞ〉と咎める。

そして〈大神のため、世人のためとは云ひながら、生木を裂くやうな杢助が仕打ち、若彦必ず恨んで呉れな〉と苦しい心の内を吐露した。

章題は、この杢助の「情の鞭」ということ。