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神国別命

5,356 バイト追加, 2022年11月7日 (月) 04:25
ページの作成:「'''神国別命'''(かみくにわけのみこと)は、霊界物語に登場する人物。初代天使長大八洲彦命の配下の天使。素盞…」
'''神国別命'''(かみくにわけのみこと)は、[[霊界物語]]に登場する人物。初代[[天使長]]・[[大八洲彦命]]の配下の天使。[[素盞嗚尊]]の[[奇魂]]<ref>{{rm|3|43|配所の月}}:「この四神将は元来国大立之命、天神の命を奉じて大海原の国を知食すべく、その精霊魂を分ちて神界の守護に当らせたまひしものにして(略) 神国別命は奇魂である」</ref>。[[国祖隠退]]後は「'''弘子彦神'''(ひろやすひこのかみ)」に改名して宣伝使となった。後世、孔子として生まれた<ref>{{rm|6|23|諸教同根}}:「弘子彦司は一旦根底の国にいたりしとき、仏者の所謂閻羅王なる野立彦命の命により、幽界の探険を中止し、再たび現界に幾度となく出生し、現世の艱苦を積みて遂に現代の支那に出生し、孔子と生れ、治国安民の大道を天下に弘布したりける」</ref>。

== 概要 ==
* 初出:{{rm|2|5|黒死病の由来}}(神国別命)、{{rm|5|18|宣伝使}}(弘子彦神)(この章で改名した)
* 表記ゆれ:神国別、弘子彦
* 神国別命と[[佐倉姫]]の二人は、[[長白山]]の山腹に古くから鎮まる智仁勇兼備の神将で、[[国祖]]の系統であり、[[木星]]の精が降って顕れた。<ref>{{rm|2|5|黒死病の由来}}:「長白山の山腹に古くより鎮まります智仁勇兼備の神将に、神国別命、佐倉姫の二神人があつた。その麾下には豊春彦、猛虎彦ありて一切の神務を掌握し、八百万の神司を集めて天下の趨勢を観望し、鋭気を養ひ、潜勢力を備へて天使の来迎を待ちわびてゐた。この神人は国治立命の御系統にして、木星の精降つてここに顕はれたのである」</ref>
* [[十六天使]]の一人。<ref>{{rm|3|1|神々の任命}}</ref>

== 関連人物 ==
* [[佐倉姫]]
* [[豊春彦]]・[[猛虎彦]]:神国別命の部下。[[長白山]]を守る。
* [[鬼雲彦]]:[[バラモン教]]の教主。前世では[[竜宮城]]に仕え神国別命の部下になろうとした({{rm|2|8|嫉視反目}}のエピソード)。<ref>{{rm|15|3|十六花}}:愛子姫らのセリフ「ヤア汝こそは悪逆無道の鬼雲彦、前生に於ては竜宮城に仕へ、神国別の部下とならむとして、花森彦命に妨げられ、是非なく鬼城山の棒振彦が砦に参加し、神罰を蒙つて帰幽したる悪魔の再来、復び鬼雲彦と現はれて、この顕恩郷に城砦を構へ、天下を紊さむとする悪魔の帳本」</ref>

== 主なエピソード ==

* [[大八洲彦命]]は[[言霊別命]]に命じて、[[長白山]]の[[神国別命]]と佐倉姫を、[[地の高天原]]の部将として招致した。そのとき邪神の[[美山彦]]・[[国照姫]]は、[[死海]]に沈んだ黒玉<ref>{{rm|1|50|死海の出現}}</ref>を爆発させて、長白山の周囲に邪気を発生させた。この邪気は無数の病魔神に変じて、神国別命の神軍を苦しめた。神軍は大熱を発し、死ぬ者も多数出た。この病魔は世界に広がり、ペストの病菌となった。佐倉姫は天の木星に向かって救援を請うと、木星から榊の枝が下ってきた。佐倉姫がこの榊葉を振ると、長白山の邪気は散って[[ロッキー山]]の方に向かって消滅した。〔{{rm|2|5|黒死病の由来}}〕 (この後、神国別命は長白山を部下の[[豊春彦]]と[[猛虎彦]]に任せ、地の高天原の部将となる)
* 神国別命は地の高天原で神政を総轄することになった。[[鬼雲彦]]は常世の国から地の高天原に現れ神政に参加しようとしたが、神国別命の声望に嫉妬して、排除するため、言霊別命に神国別命を讒言する。神国別命と鬼雲彦は対立するが、鬼雲彦はその勢力を失い、地の高天原を負われ、[[鬼城山]]に逃れた。〔{{rm|2|8|嫉視反目}}〕
* [[常世彦]]の魔軍に対して「[[破軍の剣]]」を使い「殺すなかれ」の律法に違反した罪により、[[大八洲彦命]]・神国別命ら四天使は更迭され、[[万寿山]]に蟄居することになった。〔{{rm|3|43|配所の月}}〕
* [[常世彦]]の要求により、国祖はやむを得ず、大八洲彦命・神国別命ら4人を[[根の国]]に追放する。〔{{rm|4|44|虎の威}}〕
* [[国祖隠退]]後、神国別命は「弘子彦神」に改名し、[[言触神]](宣伝使)となり、宣伝の旅に出る。〔{{rm|5|18|宣伝使}}〕
* [[常世の国]]の東岸に着いた船の船上で、神国別命は、港にいる[[春日姫]]に歌で問うと、春日姫もまた歌で答えた。神国別命は船を下り、春日姫と森林の中で互いの近況について語り合う。二人は別れ、春日姫は船に乗り、神国別命は西へ旅立った。〔{{rm|6|8|春の海面}}~{{rms|6|9|埠頭の名残}}〕

== 似た名前の人物 ==
* [[神国彦]]:神国別命と一緒に名前が列記されるが、神国別命との関係は不明。

== 脚注 ==
<references/>

{{デフォルトソート:かみくにわけのみこと}}
[[Category:霊界物語の人物]]

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