萱野ケ原

出典: 出口王仁三郎と霊界物語の大百科事典『オニペディア(Onipedia)』
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萱野ケ原(かやのがはら)は、霊界物語に登場する野原。

(1) 萱(茅)が茂っている野原、という意味の普通名詞。表記ゆれ:萱野原(かやのはら)、茅野原(かやのはら)。初出:第13巻第10章巌窟#

(2) 竜宮島にある集落。第24巻第4章一洲の女王#だけに出る。後に「地恩郷」と命名される。

本ページでは(2)について解説する。


概要

  • 第24巻第4章一洲の女王#だけに出る。
  • 山と山に包まれた摺鉢の底のようなやや広い原野と、山腹に穴を開け、炭焼き窯のように各戸それぞれ煙をボウボウと建てている。竜宮島では、やや都会。

主なエピソード

竜宮島に上陸した小糸姫五十子姫梅子姫今子姫宇豆姫の一行5人は、萱野ケ原の原野の中央にある小高き大岩の上に登ると、山腹の無数の穴から色の黒い住人が大勢出て来て大岩の周囲に群がり集まった。そして5人の美女の姿を見て、天津乙女が天上から降って来たと信じ、随喜の涙を流しながら5人を拝んでいる。そこへ法螺貝を響かせ、数百人の荒男を率いた大男(大棟梁のブランジー。その正体は高山彦)が馬に乗って現れ、どこから来たのか詰問する。小糸姫は、この国は妾が治めるべき神の定めた真秀良場なり、妾に仕えるか、さもなければ打ち滅ぼしてやる、と言い渡すと、ブランジーは馬を下りて平伏して帰順した。5人は一つ島(竜宮島)の花と謳われ、三五教を四方に宣伝し、その驍名は全島に轟き渡った。ここは「地恩郷」と命名され、小糸姫は島人に挙げられて女王となり黄竜姫と改名した。 →「地恩城」を見よ