冠島山
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概要
- 第38巻第13章「冠島」#(明治33年の冠島開きの記録)に1回だけ出て来る。「老松特に秀でて雲梯の如く幹のまわり三丈にも余る名木の桑の木は冠島山の頂に立ち聳え」
- 第16巻第13章「神集の玉」#には「冠島山」という名は出て来ないが、高姫が冠島(かむりじま)の山上の大桑樹の根元に如意宝珠の玉を秘かに埋めたというエピソードが記されている(すぐに高姫は亀彦に捕まりこの玉を掘り出している)。「高姫は二時ばかり以前に冠島に上陸し(略)山上の大桑樹の根元に密に埋め目標をなし」、(亀彦に捕まった後で)「高姫は冠島へ着くや否や、猿の如く山上に駆け上り、手早く珠を掘り出し懐中に捻込み」
- 現実の冠島(舞鶴市)も標高170mの山である(島の長さは約1.3km)。山頂に今でも桑の大木があるのかどうかは不明。