故山の夢
Jump to navigation
Jump to search
故山の夢(こざんのゆめ)は、出口王仁三郎の著書。第3歌集。数え年で10歳から28歳春までの出来事を回顧して詠んだ歌で、昭和5年8月から6年4月までに『真如の光』で発表した歌をまとめたもの。1733首ある[1]。
目次
概要
題名 | 故山の夢 |
---|---|
著者 | 出口王仁三郎 |
発売元 | 第二天声社 |
発行日 | 昭和6年(1931年)8月5日 |
頁数 | 494 |
定価 | 2円80銭 |
OBN | OBN:1193 |
備考 | 「自序」に、本書の続編を『夢の国』と題して著すことにしたと書いてあるが、実際には『霧の海』という題で発行された。 |
- 昭和10年(1935年)10月に天声社から発行された『出口王仁三郎全集 第八巻 我が半生の記』p28~174に本書の抄出が収録された。
- 昭和48年(1973年)11月に読売新聞社から発行された『出口王仁三郎著作集 第五巻 人間王仁三郎』p38~55に本書の抄出が収録された。
- 昭和51年(1976年)8月7日に天声社から『自叙回顧歌集 故山の夢』(492頁、OBN:1293)が発行された。
- 平成8年(1996年)3月22日にあいぜん出版(→みいづ舎)から復刻版(OBN:1417)が発行された。
- 平成18年(2006年)8月に天声社から『新修・自叙回顧歌集 故山の夢』(351頁、OBN:1875)が発行された。
少年・青年時代の回顧歌集について
王仁三郎は昭和5年(1930年)7月から回顧歌を詠み始め、『真如の光』に同年8月5日号から10年10月17日号まで連載された。数え年で9歳頃から36歳頃までの出来事が歌われている。[2]
これらの歌は
- 「故山の夢」(10~28歳頃) →第3歌集 故山の夢
- 「霧の海」(4~28歳頃) →第6歌集 霧の海
- 「青嵐」(29歳頃) →第8歌集 青嵐
- 「浪の音」(30~31歳頃) →第10歌集 浪の音
- 「百千鳥」(32~35歳頃) →歌集 百千鳥
- 「都鳥(みやこどり)」(36歳頃) →都鳥 →歌集 百千鳥
という題が付けられており、同題の歌集として刊行された。
「都鳥」は昭和10年10月10日号と同月17日号の2回連載しただけで休載となった[3]。
「故山の夢」から「浪の音」までの4冊は王仁三郎在世中に刊行されたが、「百千鳥」は昇天後に刊行された。「都鳥」は歌数が少ないため「百千鳥」の最後に付け加えられている。
外部リンク
- 国立国会図書館デジタルコレクション蔵書『故山の夢』 PID:1137581