敵味方
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敵味方(てきみかた)は、霊界物語の章題。次の2章ある。
第8巻第17章「敵味方」
物語上での敵味方と、思想上の敵味方の、二種類の意味があると考えられる。
物語上は「三五教の淤縢山津見や蚊々虎」VS「鷹取別の部下の荒熊」という敵味方。
思想上は、本来、敵も味方もないということで、次の淤縢山津見のセリフに表れている。〈神の道には敵も味方もあるものか。三五教の御主旨は味方の中に敵が居り、敵の中にも味方が在ると教へられてある。(略)敵を敵とせず、敵が却て味方となる教だ〉
第17巻第15章「敵味方」
こちらも物語上での敵味方と、思想上の敵味方の、二種類の意味があると考えられる。
物語上は「三五教の悦子姫一行」VS「鬼ケ城の鬼熊別一派」という敵味方。
思想上は、乙(鬼熊別の手下)のセリフ〈敵でも味方でも良いワ、みな神様の目から見れば世界兄弟だ〉という言葉に表れているように、本来、敵も味方もない、ということ。
三五教の宣伝使・加米彦たちも〈世界に絶対の悪人はありませぬなア〉〈如何に悪人と云つても、元はみな神様の結構な霊が血管の中を流れて居るのだから、悪になるのは皆誤解からだ〉と語っており、敵=悪人、味方=善人という単純な二分法が否定されている。
最後には、加米彦の宣伝歌によって荒鷹・鬼鷹(鬼熊別の手下)が改心し、〈最早吾々は悪より救はれました。どうぞ今日限り、あなたのお道に入れて下さい〉と頼んでいる。つまり、直前まで三五教の命を狙っていた敵が、瞬間的に味方に変わっている。