籠抜
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章題の「籠抜け」とはおそらく、軽業の一種で、台の上に固定させたり空中に吊り下げた竹籠の中に入って、そこを通り抜けるという曲芸だと思われる。〔日本大百科全書(コトバンク)〕
東助の妻お百合は、病気の姉に付け込んで詐欺を働いた友彦が、東助館を訪ねてきたので、気絶させて縛ってしまった。
帰宅した東助は、友彦に改心するよう諭す。しかし友彦は大便をするふりをして便所に行き、跨げ穴から潜って外に這い出して逃げてしまった。
この様子が「籠抜け」のようだ、ということが章題の由来だと思われる。