シオン山
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シオン山(しおんざん)は、霊界物語に登場する山。聖地エルサレム(地の高天原)の近くにある。
概要
- 初出:第1巻第37章「顕国の御玉」#
- 主に第1~2巻に登場する。
- 「天の安河」の水上にシオンの霊山が雲表高く聳えている。シオンの山の意義は「浄行日域といつて天男天女の常に来りて、音楽を奏し舞曲を演じて、遊楽する」ということ。山頂には広い高原があり、草花や果実が咲き稔っている。[1]
- シオン山は竜宮城の東北に位置し、要害堅固の霊山で、もしこの山を魔軍に奪われたら地の高天原も竜宮城も護ることが出来ない重要地点。[2]
- 「昔の聖地エルサレムの附近、現代の地中海が、大洪水以前にはモウ少しく東方に展開してゐた。さうしてシオン山といふ霊山を以て地中海を両分し、東を竜宮海といつたのである。」[3]
- シオン山から「ヨルダン河」が流れている[4]。「天の安河」もシオン山から流れているが、両者の関係は不明。
主なエピソード
- シオン山の山頂に顕国の御玉があり、ここから竜宮城へ運ばれた。[5]
- 第2巻に「シオン山の神戦」の話が出てくる。
- 太白星の12個の玉をシオン山の山頂に祀った。[6]
- ルートバハーの宣伝使ブラバーサは、シオン山の渓谷に草庵を結んだ。[7]
現実のシオン山
現実の山としては「シオン山」という山は存在しないが、「シオン」はエルサレムの嘆きの壁がある「神殿の丘」の別名であり、シオニズムの語源である。それとは別に「シオンの丘」というのも存在する(エルサレム旧市街の南部)。
『新月の光』によると、シオン山は山家(やまが)に相応する。[8]