万国信教愛善会

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万国信教愛善会(ばんこくしんきょうあいぜんかい)は、大本の外郭団体。大正14年(1925年)5月25日[1]に、神戸道院で発会した。日本国内における諸宗教の提携にもとづく協力機関[2]

万国信教愛善会の発会を伝える『中外日報』大正14年5月30日号

概要

万国信教愛善会が発会する3日前(5月22日)北京で「世界宗教連合会」が設立された。日本国内でも同様な組織作りの計画が進められ、5月18日に神戸道院中尾晃久が「日本各宗教愛善会」の計画について王仁三郎に報告した。だが王仁三郎は日本の各宗教だけでは範囲が狭いとして、会名が「万国信教愛善会」と命名された。[3]

約3ヶ月前、神戸道院の設立一周年記念日である2月23日には、各宗派の人士が集まり諸教融合の第一声を上げており、その後こうした運動に賛同する人たちが増えて来た。5月25日に、発起人の第一回協議会が開かれ、30人が集まって、万国信教愛善会が発会した。その宣言書には次のように書かれている。[3]

 本会は各宗教家並に一般思想家相互の融和親睦を図り、以て人類世界真個の共存共栄に向って最善の努力を尽すを以て目的とす。

 凡そ各宗の対立する所以は、各自の心性の要望に随ひ夫れに適応する教理を求め、以て人をして安心立命せしむるにあり。是れ即ち仁慈無限なる大法の応機的示現なるが故に、吾人は深く此の大精神の真髄を体し真個和楽の郷土を建設せむとするものなり。

 顧みるに既往の事実は、各宗各派互に門戸を構へ、一派内に活動するが故に他派との協調を保ち難く、終に人心の帰趨を惑はすに至る。実に是れ宗教本来の真意義に背反するものと謂ふべく、誠に遺憾とする所なり。

 茲に於て吾人は先づ此の弊風を一掃し、融和親睦以て地上最高理想郷の開顕に向って猛進すべく、本会を設立す。
出典: 『大本七十年史 上巻』「万国信教愛善会#

それから半月ほど後の6月9日に「人類愛善会」が発会する。

その後、万国信教愛善会の動向は大本史に現れないため、消滅したものと思われる。

脚注

  1. ただし『中外日報』大正14年(1925年)5月30日号では、5月28日に発会したとしている。(画像参照)
  2. 『大本七十年史 上巻』「発会と主旨#
  3. 3.0 3.1 『大本七十年史 上巻』「万国信教愛善会#