ヤポニカ・タペストリー
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ヤポニカ・タペストリーは、久間十義(ひさま じゅうぎ)の著書。小説。「ぼくのおじいさんは仙人だった――出口王仁三郎、石原莞爾らが割拠する満州を舞台に活躍した超能力者の半生を壮大なスケールで描き出し“純文学の隆慶一郎の出現”と評された胸おどる伝奇ロマン」(出版社の紹介文より)。
p51以降で次のようなエピソードが描かれている──主人公の加納良蔵は大正2年(1913年)大陸に渡った。船中で謎の女に出会い「あなたは小白龍(シャオパイルン)」「千華山に登り洪月潭(コーユエタン)老師に会いなさい」「あなたは必ず崑崙山に登ることになるでしょう」と教えられる。それから11年後の大正13年(1924年)、小白龍は妻の蘿龍(らりゅう)と、入蒙した出口王仁三郎と面会する──これは王仁三郎の入蒙と、出口清吉の娘とされる蘿龍、日本人馬賊の小日向白朗(こひなた はくろう)などの話をもとに創作されている。
概要
題名 | ヤポニカ・タペストリー |
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著者 | 久間十義 |
発行日 | 平成4年(1992年)7月 |
発行所 | 河出書房新社 |
頁数 | 218 |
定価 | |
OBN | OBN:1097 |
- 平成8年(1996年)6月に河出書房新社の河出文庫から文庫版が発行された。246頁。OBN:1110