「水茎文字」の版間の差分

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水茎の岡からこの文字を実見したので仮に「水茎文字」と名付けた<ref>「概論」による。</ref>。従って「水茎」という言葉に特に意味があるわけではない。「水茎」という言葉の一般的意味は「筆」「筆跡」「手紙」という意味である。
水茎の岡からこの文字を実見したので仮に「水茎文字」と名付けた<ref>「概論」による。</ref>。従って「水茎」という言葉に特に意味があるわけではない。「水茎」という言葉の一般的意味は「筆」「筆跡」「手紙」という意味である。
【大きさ】
琵琶湖の湖面に現れた波紋の大きさは数百メートルあり、大きなものだと千数百メートルもあった<ref name="gairon1">「概論」:〈その形態は方'''数町'''に亘り'''同一の形態を拾数分間も持続'''し、然かもその出現と消失が整然たる秩序をなし、或る何物かの指示するが如き実状を実見したのである。〉〈その描かれたる波紋は常に秩序整然として、一定の形態を備へ決して乱るることがない、而して'''その出現の時間は最初より形を整へるまでに四五分乃至十分を要し、文字の形態を整へてより二十分乃至三十分間現状を維持して消失する'''が、その出現の状態は日夜間断なく現はれては消え、消えては現じ、何ものかがありて書記するものの如く、文章を綴るものの如くに感ぜられる、然かもその文字の雄大なるは方'''拾数町'''に及び、誰にもその形状を認めることができるものである。〉:1町は109メートル。</ref>。そのため湖上・地上から全体を見ることは困難で、高い場所(水茎の岡)に登る必要があった。王仁三郎は綾部の神苑で金竜海で水茎文字を見たが、金竜海は狭いため、せいぜい波紋の大きさは数メートルから十数メートルであったろうと推測される。
水面に石を投げ込むと波紋が生じ、大きく広がり、やがて消滅する。しかし水茎文字の波紋はそのようなものとは異なり、一定の形状を長時間保っていた。波紋が出現してから形を整えるまで4~5分乃至10分ほどかかり、その状態で20~30分間、形を維持して、消滅する<ref name="gairon1" />。水面に物理的な力が加わった結果としての波紋ではなく、天気清朗で無風の時に<ref>出口王仁三郎「{{obc|Z9051|水茎文字の研究}}」:〈'''天気清朗'''なるの日〉</ref> <ref>「概論」:〈'''天気清朗'''の日この丘にたちて(略)'''微風だになき'''湖面は俄かに波たちて、大いなる波紋を描くのである〉</ref>、何者かが指示するかのように、現れては消え、消えては現れる。通常の自然現象ではあり得ない、一種の超常現象である。


== 関連項目 ==
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