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松彦は右の指で空中に七十五声の片仮名を綴って一つの語を作り、「これで手紙が書けました。文字が言語を発する時代となって来ました」と言う。言依別命らは耳を傾けて文字の声を聞くと、それは音楽のように聞こえて来て、文明が明瞭に聞こえた。松彦は右の指で空中に七十五声の片仮名を綴って一つの語を作り、「これで手紙が書けました。文字が言語を発する時代となって来ました」と言う。言依別命らは耳を傾けて文字の声を聞くと、それは音楽のように聞こえて来て、文面が明瞭に聞こえた。
空中郵便
,→概要
* この「交通機関」(と言うよりは通信手段)は21世紀の初期から開始されている。
使神は空中の文字をクルクルと巻いて羽の間に挟むと、天空を目がけて飛び去った。