「種姓」の版間の差分
ページの作成:「'''種姓'''(しゅせい)とは、古代インドの身分制度「ヴァルナ」のことで、現代インドでは「カースト」<ref>「カースト」とい…」 |
細 文字列「<wp>」を「{{wp|」に置換 |
||
(同じ利用者による、間の4版が非表示) | |||
4行目: | 4行目: | ||
種姓は次の四姓(しせい)ある。 | 種姓は次の四姓(しせい)ある。 | ||
* '''刹帝利''' | * '''刹帝利'''(せっていり):代々王となる家柄。(略称「刹利(せつり)」<ref>{{rm09|40|0003|総説}}</ref>) | ||
* '''婆羅門'''(ばらもん):浄行。 (「[[バラモン]]」) | * '''婆羅門'''(ばらもん):浄行。 (「[[バラモン]]」) | ||
* '''毘舎'''(びしゃ):商人。 | * '''毘舎'''(びしゃ):商人。 | ||
11行目: | 11行目: | ||
上の説明は霊界物語{{rm09|39|0002|総説}}に、下の説明は国語辞典や百科事典に記されている世間一般的な説明である。 | 上の説明は霊界物語{{rm09|39|0002|総説}}に、下の説明は国語辞典や百科事典に記されている世間一般的な説明である。 | ||
* | * バラモン(婆羅門):僧侶・祭司階級。 | ||
* クシャトリヤ(刹帝利):王族及び武士階級。 | * クシャトリヤ(刹帝利):王族及び武士階級。 | ||
* ヴァイシャ(吠舎):主に商業に携わる平民。 | * ヴァイシャ(吠舎):主に商業に携わる平民。 | ||
* シュードラ(首陀羅):農民や牧畜民。上位3階級に奉仕する隷属民。 | * シュードラ(首陀羅):農民や牧畜民。上位3階級に奉仕する隷属民。 | ||
基本的にはどちらの説明も同じようなことだが、世間一般的には第一階級が祭司のバラモンなのに対して、霊界物語では王族の刹帝利が第一階級になっている。王族と言ってもインドで一つの王家なのではなく、インドには無数の国があり(霊界物語では「七千余国の月の国」等と表現される)それぞれの国の王族である。なお、この四階級のさらに下に「'''旃陀羅'''(センダラ)」という不可触民階級がある。 | |||
霊界物語では刹帝利が第一階級になっているが、刹帝利の身魂が次第に悪化し、大黒主が現れて以後は、婆羅門が暴威を振るい、刹帝利は押し込められて行ったということが、霊界物語に記されている。<ref>{{rm|39|3|出師}}:「七千余りの国々に 王と現れます刹帝利 八岐大蛇の醜霊に 惑はされつつ日に月に よからぬ事のみ行ひつ 世の常暗となりて行く 時しもあれやバラモンの 道に仕ふる神司 大黒主が現はれて ハルナの都を根拠とし バラモン族を庇護しつつ 刹帝利族を押込めて 暴威を揮ふぞうたてけれ それに付いては毘舎首陀の 三種階級の民族も バラモン族の暴虐に 苦み悶へ国原は 怨嗟の声にみちみちぬ」</ref> <ref>{{rm|45|14|三昧経}}:[[五三公]]のセリフ「婆羅門教の勢力旺盛にして刹帝利族を圧迫し且つ毘舎、首陀の二族を虐げ弊害が甚だしかつたので」</ref> | 霊界物語では刹帝利が第一階級になっているが、刹帝利の身魂が次第に悪化し、大黒主が現れて以後は、婆羅門が暴威を振るい、刹帝利は押し込められて行ったということが、霊界物語に記されている。<ref>{{rm|39|3|出師}}:「七千余りの国々に 王と現れます刹帝利 八岐大蛇の醜霊に 惑はされつつ日に月に よからぬ事のみ行ひつ 世の常暗となりて行く 時しもあれやバラモンの 道に仕ふる神司 大黒主が現はれて ハルナの都を根拠とし バラモン族を庇護しつつ 刹帝利族を押込めて 暴威を揮ふぞうたてけれ それに付いては毘舎首陀の 三種階級の民族も バラモン族の暴虐に 苦み悶へ国原は 怨嗟の声にみちみちぬ」</ref> <ref>{{rm|45|14|三昧経}}:[[五三公]]のセリフ「婆羅門教の勢力旺盛にして刹帝利族を圧迫し且つ毘舎、首陀の二族を虐げ弊害が甚だしかつたので」</ref> | ||
66行目: | 66行目: | ||
* [[旃陀羅]]→本項に転送 | * [[旃陀羅]]→本項に転送 | ||
* [[バラモン教]] | * [[バラモン教]] | ||
== 外部リンク == | |||
* {{wp|ヴァルナ (種姓)}} | |||
* {{wp|カースト}} | |||
* {{wp|バラモン}} | |||
* {{wp|クシャトリヤ}} | |||
* {{wp|ヴァイシャ}} | |||
* {{wp|シュードラ}} | |||
* {{wp|不可触民}} | |||
== 脚注 == | == 脚注 == |