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* 初出:{{rm|20|5|親不知}}(宗彦)、{{rm|21|2|夢の懸橋}}(国依別に改名)
* 初出:{{rm|20|5|親不知}}(宗彦)、{{rm|21|2|夢の懸橋}}(国依別に改名)
* 性格は、洒脱、豪放、小事にあくせくせず、何事にも無頓着。<ref>{{rm|21|15|化地蔵}}:「心の底より国依別の洒脱なる気品に惚込み」、{{rm|69|1|大評定}}:「国照別は父国依別の洒脱にして豪放な気分を受け」、{{rm|69|3|喬育}}:「国依別は元来磊落豪放にして、小事に齷齪せず、何事に対しても無頓着なる性質とて」</ref>
* 性格は、洒脱、豪放、小事にあくせくせず、何事にも無頓着。<ref>{{rm|21|15|化地蔵}}:〈心の底より国依別の洒脱なる気品に惚込み〉、{{rm|69|1|大評定}}:〈国照別は父国依別の洒脱にして豪放な気分を受け〉、{{rm|69|3|喬育}}:〈国依別は元来磊落豪放にして、小事に齷齪せず、何事に対しても無頓着なる性質とて〉</ref>
* 女癖が悪く、若い時から、女殺し、後家倒し、家潰し、などと言われて来た。先妻の[[お国]]は宗彦の不品行を苦にして溜め池に飛び込み自殺をした。その後、お勝を妻にし、お国の霊を恐れて旅をしている。<ref name="rm2005">{{rm|20|5|親不知}}:「私も今こそ、斯うして猫の様に温順しくなつて了つたが、随分名代の悪者でしたよ。家妻を貰つては赤裸にして追出し、押かけ婿にいつては、其家を潰し、何度となく嬶泣かせの家潰しや、後家倒し借り倒しなど、悪い事の有らむ限りを尽して来た所、最後の女房が私の不身持を苦にして、裏の溜池へドンブリコとやつて、ブルブルブル、波立つ泡と共に寂滅為楽となつて了つた。それから直に此お勝を女房となし」、{{rm|21|15|化地蔵}}:地蔵のセリフ「オイ国依別、イヤ女殺しの後家倒しの、宗彦の巡礼上りの宣伝使、貴様の翫弄した女達に、今此処で会はしてやらうか」、他</ref>
* 女癖が悪く、若い時から、女殺し、後家倒し、家潰し、などと言われて来た。先妻の[[お国]]は宗彦の不品行を苦にして溜め池に飛び込み自殺をした。その後、お勝を妻にし、お国の霊を恐れて旅をしている。<ref name="rm2005">{{rm|20|5|親不知}}:〈私も今こそ、斯うして猫の様に温順しくなつて了つたが、随分名代の悪者でしたよ。家妻を貰つては赤裸にして追出し、押かけ婿にいつては、其家を潰し、何度となく嬶泣かせの家潰しや、後家倒し借り倒しなど、悪い事の有らむ限りを尽して来た所、最後の女房が私の不身持を苦にして、裏の溜池へドンブリコとやつて、ブルブルブル、波立つ泡と共に寂滅為楽となつて了つた。それから直に此お勝を女房となし〉、{{rm|21|15|化地蔵}}:地蔵のセリフ〈オイ国依別、イヤ女殺しの後家倒しの、宗彦の巡礼上りの宣伝使、貴様の翫弄した女達に、今此処で会はしてやらうか〉、他</ref>
* 幼名は「竹」<ref>{{rm|20|6|梅花の痣}}:「ハイ子供の時は'''竹'''と云ひました。バラモン教から宗彦といふ名を貰つたのです」</ref>(竹公<ref>{{rm|21|15|化地蔵}}:「貴様の名はヤツパリ'''竹公'''又の名は宗彦、右の腕に梅の花の斑紋があると云ふ事が記してある」</ref>)。出身は熊野辺り。丙午の年に生まれた。両親は誰だか分からない。悪人に攫われて、大台ケ原の山奥の岩窟に長い間閉じ込められていた。そこへ立派な神様(誰かは不明)が現れて、「お前はこれから浪速の里へ出て苦労せよ。一人前になったら世界を巡礼せよ」と言われた。成人して、酒を呑むようになり、幾度か養子に行ったり、家を持ったりしたが、窮屈で飛び出し、自暴酒を呑んで女房に心配をかけ、幾人も女房を先立たせた。<ref>{{rm|20|6|梅花の痣}}:「私も実の所両親がわからず、他人から熊野辺の生れだと子供の時分に聞いたことがあります。私は大台ケ原の山奥の巌窟に悪神に攫へられて、長らく閉ぢこめられて居りました。其処へ立派な神様が現はれて、「お前はこれから浪速の里へ往て苦労せよ。一人前になつたら世界を順礼せい」と仰有いました(略)さうして私も兄弟が三人あつたさうです(略)漸く成人して牛馬にも踏まれないやうになつた頃から、徐々酒を呑み、そこら辺りへ養子にも幾度か行つて見、又家も持つて見ましたが、何分子供の時分から乞食のやうに、其処中を彷徨うて育つて来たものですから、家を持つの、養子に往くのと云ふことは窮屈でツイ飛び出し、自棄酒を呑んで女房に心配をかけ、沢山の女房を先立たしました。或人に聞けば私は丙午の年に生れたとかで、女に祟る身魂ぢやさうです」</ref> ({{rm|20|6|梅花の痣}}で両親が[[松鷹彦]]・[[お竹]]だと判明する。「[[#主なエピソード]]」を参照)
* 幼名は「竹」<ref>{{rm|20|6|梅花の痣}}:〈ハイ子供の時は'''竹'''と云ひました。バラモン教から宗彦といふ名を貰つたのです〉</ref>(竹公<ref>{{rm|21|15|化地蔵}}:〈貴様の名はヤツパリ'''竹公'''又の名は宗彦、右の腕に梅の花の斑紋があると云ふ事が記してある〉</ref>)。出身は熊野辺り。丙午の年に生まれた。両親は誰だか分からない。悪人に攫われて、大台ケ原の山奥の岩窟に長い間閉じ込められていた。そこへ立派な神様(誰かは不明)が現れて、「お前はこれから浪速の里へ出て苦労せよ。一人前になったら世界を巡礼せよ」と言われた。成人して、酒を呑むようになり、幾度か養子に行ったり、家を持ったりしたが、窮屈で飛び出し、自暴酒を呑んで女房に心配をかけ、幾人も女房を先立たせた。<ref>{{rm|20|6|梅花の痣}}:〈私も実の所両親がわからず、他人から熊野辺の生れだと子供の時分に聞いたことがあります。私は大台ケ原の山奥の巌窟に悪神に攫へられて、長らく閉ぢこめられて居りました。其処へ立派な神様が現はれて、「お前はこれから浪速の里へ往て苦労せよ。一人前になつたら世界を順礼せい」と仰有いました(略)さうして私も兄弟が三人あつたさうです(略)漸く成人して牛馬にも踏まれないやうになつた頃から、徐々酒を呑み、そこら辺りへ養子にも幾度か行つて見、又家も持つて見ましたが、何分子供の時分から乞食のやうに、其処中を彷徨うて育つて来たものですから、家を持つの、養子に往くのと云ふことは窮屈でツイ飛び出し、自棄酒を呑んで女房に心配をかけ、沢山の女房を先立たしました。或人に聞けば私は丙午の年に生れたとかで、女に祟る身魂ぢやさうです〉</ref> ({{rm|20|6|梅花の痣}}で両親が[[松鷹彦]]・[[お竹]]だと判明する。「[[#主なエピソード]]」を参照)


== 関係の深い人物 ==
== 関係の深い人物 ==
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* [[お市]]:昔の女。<ref>{{rm|21|15|化地蔵}}</ref>
* [[お市]]:昔の女。<ref>{{rm|21|15|化地蔵}}</ref>
* [[お松]]:昔の女。[[常公]]の妹。<ref>{{rm|21|15|化地蔵}}</ref> →「[[松姫]]」
* [[お松]]:昔の女。[[常公]]の妹。<ref>{{rm|21|15|化地蔵}}</ref> →「[[松姫]]」
* [[お勝]]と夫婦になる前に、[[お国]]、[[お光]]、[[お福]]、[[お三]]、[[お四つ]]、[[お市]]、[[お高]]という先妻がいた(正式結婚に限らない)。<ref>{{rm|20|5|親不知}}:お勝のセリフ「どうだ是れから此肉体に先妻のお国に、お光、お福、お三、お四つ、お市、お高が同盟軍を作つて憑依して来るが、それでも其方はまだ未練があるか」</ref>
* [[お勝]]と夫婦になる前に、[[お国]]、[[お光]]、[[お福]]、[[お三]]、[[お四つ]]、[[お市]]、[[お高]]という先妻がいた(正式結婚に限らない)。<ref>{{rm|20|5|親不知}}:お勝のセリフ〈どうだ是れから此肉体に先妻のお国に、お光、お福、お三、お四つ、お市、お高が同盟軍を作つて憑依して来るが、それでも其方はまだ未練があるか〉</ref>


== 主なエピソード ==
== 主なエピソード ==
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=== 第20巻 (1) ===
=== 第20巻 (1) ===


宗彦は妻の[[お勝]]と二人で、[[バラモン教]]の修験者になって旅をしていた。死んだ赤児の冥福を祈るため三年前から巡礼の旅をしている<ref>{{rm|20|5|親不知}}:「バラモン教の修験者 宗彦お勝の両人が 一粒種の愛し子に 先立たれたる悲しさに 赤児の冥福祈らむと 二世を契つた妹と背が 足に任せて雲水の 行衛定めぬ草枕 旅に出でたる其日より 憂きを三年の夫婦連れ」、宗彦のセリフ「来世が怖ろしくなつて来たので、罪亡ぼしに巡礼となつて、各地の霊山霊場を巡拝し、今日で殆ど三年、この自転倒島を廻つて来ました」、「私は御存じの通りバラモン教のお経を唱へて、巡礼に廻つて居る者で吾子の冥福を祈る丈の者」</ref>(と、世人の同情を買うために嘘をついている<ref>{{rm|20|5|親不知}}:[[松鷹彦]]のセリフ「一粒種の子に放れたのが悲しさに巡礼に廻つたと云うたぢやないか。今聞けば子に別れたと言ふのは全くの嘘だらう。そんな憐れつぽい事を云つて、世人の同情を買ひ、殊勝な若夫婦だと言はれようと思つて嘘八百を言ひ並べて歩くのだらう」</ref>)。
宗彦は妻の[[お勝]]と二人で、[[バラモン教]]の修験者になって旅をしていた。死んだ赤児の冥福を祈るため三年前から巡礼の旅をしている<ref>{{rm|20|5|親不知}}:〈バラモン教の修験者 宗彦お勝の両人が 一粒種の愛し子に 先立たれたる悲しさに 赤児の冥福祈らむと 二世を契つた妹と背が 足に任せて雲水の 行衛定めぬ草枕 旅に出でたる其日より 憂きを三年の夫婦連れ〉、宗彦のセリフ〈来世が怖ろしくなつて来たので、罪亡ぼしに巡礼となつて、各地の霊山霊場を巡拝し、今日で殆ど三年、この自転倒島を廻つて来ました〉、〈私は御存じの通りバラモン教のお経を唱へて、巡礼に廻つて居る者で吾子の冥福を祈る丈の者〉</ref>(と、世人の同情を買うために嘘をついている<ref>{{rm|20|5|親不知}}:[[松鷹彦]]のセリフ〈一粒種の子に放れたのが悲しさに巡礼に廻つたと云うたぢやないか。今聞けば子に別れたと言ふのは全くの嘘だらう。そんな憐れつぽい事を云つて、世人の同情を買ひ、殊勝な若夫婦だと言はれようと思つて嘘八百を言ひ並べて歩くのだらう〉</ref>)。


[[宇都山村]]の[[浮木の里]]で、[[武志の宮]]の神司をしている[[松鷹彦]]と出会う。宗彦・[[お勝]]は松鷹彦に感化されて改心し、[[三五教]]に入った。松鷹彦も宗彦に諭されて魚釣り(殺生)を止める。三人は武志の宮で朝夕神に仕えた。
[[宇都山村]]の[[浮木の里]]で、[[武志の宮]]の神司をしている[[松鷹彦]]と出会う。宗彦・[[お勝]]は松鷹彦に感化されて改心し、[[三五教]]に入った。松鷹彦も宗彦に諭されて魚釣り(殺生)を止める。三人は武志の宮で朝夕神に仕えた。


ある日、宗彦・[[お勝]]・[[天の真浦]]の三人が、[[松鷹彦]]・[[お竹]]夫婦の生き別れた子供だと判明する。素盞嗚尊が高天原を追放されて世の中が常暗になった時、悪魔が横行して、三人の子は何者かに攫われ、行方不明になっていたのだった。妻のお勝が実の妹だと知り、夫婦の縁を切ることになる<ref>{{rm|20|7|再生の歓}}:宗彦のセリフ「素より兄妹と知つて天則を犯したのでもなし、知らず識らずの反則であるから神様も赦して下さるだらう。何うぞ心配してくれな、併し兄妹と分つた以上は、お前の望み通り暇を上げませう」</ref>。天の真浦が父の後を継ぎ、お勝は[[田吾作]]([[玉治別]])と結婚し、宗彦は[[綾の聖地]]に行き、宣伝使になった。〔ここまで、{{rm|20|5|親不知}}~{{rms|20|7|再生の歓}}〕
ある日、宗彦・[[お勝]]・[[天の真浦]]の三人が、[[松鷹彦]]・[[お竹]]夫婦の生き別れた子供だと判明する。素盞嗚尊が高天原を追放されて世の中が常暗になった時、悪魔が横行して、三人の子は何者かに攫われ、行方不明になっていたのだった。妻のお勝が実の妹だと知り、夫婦の縁を切ることになる<ref>{{rm|20|7|再生の歓}}:宗彦のセリフ〈素より兄妹と知つて天則を犯したのでもなし、知らず識らずの反則であるから神様も赦して下さるだらう。何うぞ心配してくれな、併し兄妹と分つた以上は、お前の望み通り暇を上げませう〉</ref>。天の真浦が父の後を継ぎ、お勝は[[田吾作]]([[玉治別]])と結婚し、宗彦は[[綾の聖地]]に行き、宣伝使になった。〔ここまで、{{rm|20|5|親不知}}~{{rms|20|7|再生の歓}}〕


=== 第20巻 (2) ===
=== 第20巻 (2) ===
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原彦も同道することになった。宗彦一行4人(宗彦、[[田吾作]]、[[留公]]、[[原彦]])は[[三国ケ岳]]を登って行くと、5~6歳の童子3人([[笑童子]]、[[泣童子]]、[[怒童子]])が現れ、宗彦らを笑い飛ばしたり、情けないと泣いたり、叱ったりして、説教した。〔{{rm|20|9|童子教}}〕
原彦も同道することになった。宗彦一行4人(宗彦、[[田吾作]]、[[留公]]、[[原彦]])は[[三国ケ岳]]を登って行くと、5~6歳の童子3人([[笑童子]]、[[泣童子]]、[[怒童子]])が現れ、宗彦らを笑い飛ばしたり、情けないと泣いたり、叱ったりして、説教した。〔{{rm|20|9|童子教}}〕


登って行くと大岩窟があり、30~40軒の家があった。この部落の住民はみな、バラモン教の[[蜈蚣姫]]が毒茶を飲ませて、話が出来ないようにされていた。その中に[[お玉の方]]([[玉照姫]]の母)がいた。一行3人(宗彦、田吾作、原彦)はお玉の方に導かれて岩窟の中に入って行く。岩窟の奥に蜈蚣姫がいた。3人は毒茶を飲んでしまい、話が出来ず、動けなくなってしまう。そこへ留公が[[宣伝歌]]を歌いながら現れた。3人は動けるようになる。お玉の方は蜈蚣姫が[[桶伏山]]から奪った[[黄金の玉]]<ref>{{rm|20|11|鬼婆}}:「桶伏山に隠されし 珍の宝を奪ひ取り 逃げ行く姿を見るよりも」</ref>のありかを探していたのだった。一行5人(お玉の方、宗彦、田吾作、留公、原彦)は黄金の玉を持って山を下り、[[綾の聖地]]に向かった。黄金の玉は[[錦の宮]]に納まった<ref>{{rm|20|12|如意宝珠}}:「お玉の方に抱かれて黄金の玉の御神体は一とまづ錦の宮の殿内深く納まり給うた」</ref>。〔{{rm|20|10|山中の怪}}~{{rm|20|12|如意宝珠}}〕
登って行くと大岩窟があり、30~40軒の家があった。この部落の住民はみな、バラモン教の[[蜈蚣姫]]が毒茶を飲ませて、話が出来ないようにされていた。その中に[[お玉の方]]([[玉照姫]]の母)がいた。一行3人(宗彦、田吾作、原彦)はお玉の方に導かれて岩窟の中に入って行く。岩窟の奥に蜈蚣姫がいた。3人は毒茶を飲んでしまい、話が出来ず、動けなくなってしまう。そこへ留公が[[宣伝歌]]を歌いながら現れた。3人は動けるようになる。お玉の方は蜈蚣姫が[[桶伏山]]から奪った[[黄金の玉]]<ref>{{rm|20|11|鬼婆}}:〈桶伏山に隠されし 珍の宝を奪ひ取り 逃げ行く姿を見るよりも〉</ref>のありかを探していたのだった。一行5人(お玉の方、宗彦、田吾作、留公、原彦)は黄金の玉を持って山を下り、[[綾の聖地]]に向かった。黄金の玉は[[錦の宮]]に納まった<ref>{{rm|20|12|如意宝珠}}:〈お玉の方に抱かれて黄金の玉の御神体は一とまづ錦の宮の殿内深く納まり給うた〉</ref>。〔{{rm|20|10|山中の怪}}~{{rm|20|12|如意宝珠}}〕


=== 第21巻 ===
=== 第21巻 ===
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[[杢助]]、[[お初]]、[[竜国別]]、[[玉治別]]、国依別の5人は、[[鷹依姫]]と[[高姫]]を言向け和し、[[紫の玉]]と[[如意宝珠]]の玉の二つの玉を持って[[綾の聖地]]に向かった。〔{{rm|21|16|約束履行}}~{{rms|21|18|解決}}〕
[[杢助]]、[[お初]]、[[竜国別]]、[[玉治別]]、国依別の5人は、[[鷹依姫]]と[[高姫]]を言向け和し、[[紫の玉]]と[[如意宝珠]]の玉の二つの玉を持って[[綾の聖地]]に向かった。〔{{rm|21|16|約束履行}}~{{rms|21|18|解決}}〕


 →国依別は[[第21巻]]のほとんどの章に登場する。エピソードの詳細は「[[第21巻]]」を見よ
 →国依別は[[第21巻]]のほとんどの章に登場する。エピソードの詳細は「[[第21巻]]」


=== 第22巻 ===
=== 第22巻 ===
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=== 第27~28巻 ===
=== 第27~28巻 ===


[[言依別命]]と国依別は、琉球の[[琉の島]]に上陸し、琉球の竜神([[大竜別]]・[[大竜姫]])から[[琉の玉]]と[[球の玉]]を受け取る。その玉の精霊を二人の身魂に移し、形骸だけを[[若彦]]に渡して[[生田の森]]に持ち帰らせた。二人は再び[[高砂島]]に向かって出発する。〔{{rm|27|8|琉と球}}~{{rms|27|18|神格化}}〕 →詳細は「[[第27巻]]」を見よ
[[言依別命]]と国依別は、ハワイに向けて船を走らせていたが、知らず知らずのうちに琉球へ着いた<ref>{{rm|27|8|琉と球}}:国依別〈布哇《ハワイ》へさして行く考へだつたのが、知らず識らずにこんな方へやつて来ましたのは、何かの御都合でせうかなア〉</ref>。琉球の[[琉の島]]に上陸し、琉球の竜神([[大竜別]]・[[大竜姫]])から[[琉の玉]]と[[球の玉]]を受け取る。その玉の精霊を二人の身魂に移し、形骸だけを[[若彦]]に渡して[[生田の森]]に持ち帰らせた。二人は再び[[高砂島]]に向かって出発する。〔{{rm|27|8|琉と球}}~{{rms|27|18|神格化}}〕 →詳細は「[[第27巻]]」


言依別命と国依別は、[[台湾島]]に立ち寄った。[[日楯・月鉾]]の兄弟の前に現れて、珍の神宝を授ける<ref>{{rm|28|3|玉藻山}}:「琉と球との宝玉の 御稜威を吾が身に負ひ来る 三五教の宣伝使 汝等二人に玉藻山 元の昔に恢復し 誠の道にバラモンの 敵を言向け和すてふ 珍の神宝授けなむ」</ref>と伝えて去った。日楯・月鉾は琉球の玉の神徳を授かった<ref>{{rm|28|3|玉藻山}}:「日楯、月鉾の両人は、琉、球の玉の威徳に感じたりけむ、身体より強烈なる五色の光を放射し乍ら」</ref>。〔{{rm|28|3|玉藻山}}〕
言依別命と国依別は、[[台湾島]]に立ち寄った。[[日楯・月鉾]]の兄弟の前に現れて、珍の神宝を授ける<ref>{{rm|28|3|玉藻山}}:〈琉と球との宝玉の 御稜威を吾が身に負ひ来る 三五教の宣伝使 汝等二人に玉藻山 元の昔に恢復し 誠の道にバラモンの 敵を言向け和すてふ 珍の神宝授けなむ〉</ref>と伝えて去った。日楯・月鉾は琉球の玉の神徳を授かった<ref>{{rm|28|3|玉藻山}}:〈日楯、月鉾の両人は、琉、球の玉の威徳に感じたりけむ、身体より強烈なる五色の光を放射し乍ら〉</ref>。〔{{rm|28|3|玉藻山}}〕


言依別命と国依別は[[高島丸]]に乗って[[高砂島]]へ向かった。[[高姫]]は二人が玉を持っていると思って後を追うが舟が沈んでしまう。高島丸の船長は高姫一行3人([[高姫]]、[[常彦・春彦]])を救出する。言依別命と国依別は高姫一行に気づかれないようにした。高島丸が[[テルの港]]に着くと、二人は上陸して進んで行った。〔{{rm|28|19|高島丸}}~{{rms|28|22|高砂上陸}}〕
言依別命と国依別は[[高島丸]]に乗って[[高砂島]]へ向かった。[[高姫]]は二人が玉を持っていると思って後を追うが舟が沈んでしまう。高島丸の船長は高姫一行3人([[高姫]]、[[常彦・春彦]])を救出する。言依別命と国依別は高姫一行に気づかれないようにした。高島丸が[[テルの港]]に着くと、二人は上陸して進んで行った。〔{{rm|28|19|高島丸}}~{{rms|28|22|高砂上陸}}〕
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[[ヒルの都]]で大地震が発生した。国依別は「[[球の玉]]」の力で災害を鎮め、食糧や負傷者の治療に尽力した。救われた人々はこぞって三五教に改宗した。〔第1~3章〕
[[ヒルの都]]で大地震が発生した。国依別は「[[球の玉]]」の力で災害を鎮め、食糧や負傷者の治療に尽力した。救われた人々はこぞって三五教に改宗した。〔第1~3章〕


国依別はヒルの都の三五教の神司・[[楓別命]]の館にしばらく滞在する。国依別(この時43~4歳<ref name="nenrei">{{rm|31|5|秋鹿の叫}}:「紅井姫はまだ十九才の花盛り、国依別は早くも四十の坂を三つ四つ越してゐた。されど球の玉の神徳にてらされて、元気益々加はり、血色よく、一見して三十前後の若者とより見えなかつた」</ref>)は、[[紅井姫]](楓別命の妹。この時19歳<ref name="nenrei" />)と[[エリナ]]の二人に言い寄られ、仕方なく弟子にする。〔第4~6章〕
国依別はヒルの都の三五教の神司・[[楓別命]]の館にしばらく滞在する。国依別(この時43~4歳<ref name="nenrei">{{rm|31|5|秋鹿の叫}}:〈紅井姫はまだ十九才の花盛り、国依別は早くも四十の坂を三つ四つ越してゐた。されど球の玉の神徳にてらされて、元気益々加はり、血色よく、一見して三十前後の若者とより見えなかつた〉</ref>)は、[[紅井姫]](楓別命の妹。この時19歳<ref name="nenrei" />)と[[エリナ]]の二人に言い寄られ、仕方なく弟子にする。〔第4~6章〕


[[楓別命]]に仕える[[モリス]](内事の司)と[[秋山別]]は、国依別に嫉妬して、[[紅井姫]]と[[エリナ]]を奪い取ろうとする。国依別は二人の女弟子を従えて[[日暮シ山]]に進み、落とし穴から[[キジ・マチ]]を救い出した。ウラル教の教主[[ブール]]を言向け和す。エリナの父[[エス]]を教主として、三五教が広められた。〔第7~13章〕
[[楓別命]]に仕える[[モリス]](内事の司)と[[秋山別]]は、国依別に嫉妬して、[[紅井姫]]と[[エリナ]]を奪い取ろうとする。国依別は二人の女弟子を従えて[[日暮シ山]]に進み、落とし穴から[[キジ・マチ]]を救い出した。ウラル教の教主[[ブール]]を言向け和す。エリナの父[[エス]]を教主として、三五教が広められた。〔第7~13章〕
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一行は[[屏風ケ岳]]という山脈の中央・[[帽子ケ岳]]に登る。山頂で、[[ウヅの国]]から登って来た言依別命と合流する。一行はここを基地としてアマゾンの魔神[[モールバンド]]と[[エルバンド]]に対して、[[言霊戦]]を開始することになる。〔第22~25章〕
一行は[[屏風ケ岳]]という山脈の中央・[[帽子ケ岳]]に登る。山頂で、[[ウヅの国]]から登って来た言依別命と合流する。一行はここを基地としてアマゾンの魔神[[モールバンド]]と[[エルバンド]]に対して、[[言霊戦]]を開始することになる。〔第22~25章〕


 →国依別は[[第31巻]]の主人公格であり、ほぼ全ての章に登場する。エピソードの詳細は「[[第31巻]]」を見よ
 →国依別は[[第31巻]]の主人公格であり、ほぼ全ての章に登場する。エピソードの詳細は「[[第31巻]]」


=== 第32~33巻 ===
=== 第32~33巻 ===


[[アマゾン]]の[[兎の都]]に猛獣の軍隊が攻めてきた。[[鷹依姫]]は言霊を宣り上げた。すると[[帽子ケ岳]]から二つの火光がサーチライトのように輝いた。言依別命と国依別が発射した[[琉球の玉]]の霊光である<ref>{{rm|32|5|琉球の光}}:竜国別の歌「帽子ケ岳の頂上より 琉と球との霊光は 電火の如く輝きて 魔神の咆哮一時に 跡形もなく止みにけり」、{{rm|32|6|獅子粉塵}}:左守の大兎の歌「帽子ケ岳の頂上より 瑞の御霊の神司 言依別の大教主 国依別の真人が 琉と球との神力を 発揮し給ひて吾々が 此苦しみを詳さに 救ひ給ひし事の由」、他</ref>。猛獣たちは光に打たれて逃げ去った<ref>{{rm|32|6|獅子粉塵}}:「雲霞の如く押し寄せたる猛獣の一隊は、琉と球との霊光に照らされ、命カラガラアラスの森の獅子王が陣屋へ、転けつ輾びつ帰り行く」</ref>。〔{{rm|32|5|琉球の光}}~{{rms|32|6|獅子粉塵}}〕
[[アマゾン]]の[[兎の都]]に猛獣の軍隊が攻めてきた。[[鷹依姫]]は言霊を宣り上げた。すると[[帽子ケ岳]]から二つの火光がサーチライトのように輝いた。言依別命と国依別が発射した[[琉球の玉]]の霊光である<ref>{{rm|32|5|琉球の光}}:竜国別の歌〈帽子ケ岳の頂上より 琉と球との霊光は 電火の如く輝きて 魔神の咆哮一時に 跡形もなく止みにけり〉、{{rm|32|6|獅子粉塵}}:左守の大兎の歌〈帽子ケ岳の頂上より 瑞の御霊の神司 言依別の大教主 国依別の真人が 琉と球との神力を 発揮し給ひて吾々が 此苦しみを詳さに 救ひ給ひし事の由〉、他</ref>。猛獣たちは光に打たれて逃げ去った<ref>{{rm|32|6|獅子粉塵}}:〈雲霞の如く押し寄せたる猛獣の一隊は、琉と球との霊光に照らされ、命カラガラアラスの森の獅子王が陣屋へ、転けつ輾びつ帰り行く〉</ref>。〔{{rm|32|5|琉球の光}}~{{rms|32|6|獅子粉塵}}〕


[[高姫]]、[[安彦]]ら8人の宣伝使が[[モールバンド]]に襲われた時、二人が帽子ケ岳から霊光を発射すると、モールバンドは逃げ去った。〔{{rm|32|12|鰐の橋}}〕
[[高姫]]、[[安彦]]ら8人の宣伝使が[[モールバンド]]に襲われた時、二人が帽子ケ岳から霊光を発射すると、モールバンドは逃げ去った。〔{{rm|32|12|鰐の橋}}〕
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[[ウヅの国]]の国司となった国依別と、妻の[[末子姫]]の間には、[[国照別]]と[[春乃姫]]という二人の子供がいた。ウヅの国には[[常世の国]]から[[ウラル教]]が入り、国内は乱れて来た。しかし国依別は一切の政務を重臣の[[松若彦]]に一任し、政治に関与しなかった。[[球の玉]]の神徳によって世の中の成り行きを達観していたため、時が来るまではわざと政治に関与しなかったのである。〔{{rm|69|1|大評定}}、{{rm|69|3|喬育}}〕
[[ウヅの国]]の国司となった国依別と、妻の[[末子姫]]の間には、[[国照別]]と[[春乃姫]]という二人の子供がいた。ウヅの国には[[常世の国]]から[[ウラル教]]が入り、国内は乱れて来た。しかし国依別は一切の政務を重臣の[[松若彦]]に一任し、政治に関与しなかった。[[球の玉]]の神徳によって世の中の成り行きを達観していたため、時が来るまではわざと政治に関与しなかったのである。〔{{rm|69|1|大評定}}、{{rm|69|3|喬育}}〕


[[ウヅの国]]と[[ヒルの国]]の政治改革が、[[国照別]]・[[春乃姫]]と、[[国愛別]]・[[清香姫]](ヒルの国司・[[楓別命]]の子)ら若者たちによって行われる。 →詳細は「[[第69巻]]」を見よ
[[ウヅの国]]と[[ヒルの国]]の政治改革が、[[国照別]]・[[春乃姫]]と、[[国愛別]]・[[清香姫]](ヒルの国司・[[楓別命]]の子)ら若者たちによって行われる。 →詳細は「[[第69巻]]」
 
== 関連項目 ==
* {{kgm|452|太平柿の歌}}:〈お腹が膨れる病には、国依別が詠んだ太平柿の歌を拝読すると全癒する〉({{rm|27|11|茶目式}}に記されている国依別が歌った歌のこと)


== 脚注 ==
== 脚注 ==
<references/>
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== 関連項目 ==
* {{kgm|452|太平柿の歌}}:「お腹が膨れる病には、国依別が詠んだ太平柿の歌を拝読すると全癒する」({{rm|27|11|茶目式}}に記されている国依別が歌った歌のこと)


{{デフォルトソート:くによりわけ}}
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[[Category:霊界物語の人物]]
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