「高熊山修業」の版間の差分
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=== 神界から現界への帰還シーン === | === 神界から現界への帰還シーン === | ||
王仁三郎が霊的修業の最中に、神界から現界へ帰還する(意識が戻る)シーンが、霊界物語の章末に話のオチ的に記されている場合がある。次の例は高熊山での修業の際のシーンである。 | |||
* {{rm|1|14|神界旅行(一)}}:〈(略)その一刹那、松吹く風の音に気がつくと、豈計らんや、自分は高熊山の[[ガマ岩]]の上に端座してゐた。〉 | * {{rm|1|14|神界旅行(一)}}:〈(略)その一刹那、松吹く風の音に気がつくと、豈計らんや、自分は高熊山の[[ガマ岩]]の上に端座してゐた。〉 | ||
* {{rm|1|50|死海の出現}}:〈(略)ふと眼を開けば、身は高熊山の巌窟の前に寒風に曝されてゐた。〉 | * {{rm|1|50|死海の出現}}:〈(略)ふと眼を開けば、身は高熊山の巌窟の前に寒風に曝されてゐた。〉 | ||
* {{rm|2|50|鋼鉄の鉾}}:〈このとき、一天にはかに晴れ、天津日の光り輝き渡るよと見えしとたん、身は高熊山の巌窟に静坐してゐたのである。このとき巌上に坐せるわが足は、にはかに苦痛をうつたへ、寒気は身を切るばかりであつた。〉 | |||
* {{rm|3|8|従神司の殊勲}}:〈(略)とたんに、冷たき水の一二滴、襟首に何処からともなく落ちきたり、驚いて正気に復れば、身は高熊の霊窟の入口に両手を組み端坐したまま、鎮魂の姿勢を取りて居たりける。〉 | * {{rm|3|8|従神司の殊勲}}:〈(略)とたんに、冷たき水の一二滴、襟首に何処からともなく落ちきたり、驚いて正気に復れば、身は高熊の霊窟の入口に両手を組み端坐したまま、鎮魂の姿勢を取りて居たりける。〉 | ||
* {{rm|3|9|弁者と弁者}}:(前章からの続き)〈寒風吹き荒み、牡丹餅雪さへ降りきたる高熊山の巌窟の入口に、霊縛を受け、身動きならぬ苦しさに、二時間ばかりを費やせしと思ふころ、またもや王仁は霊界に逍遥したりける。〉 | |||
* {{rm|3|17|岩窟の修業}}:〈夢か、現か、幻か。疑雲に包まれゐたるをりしも、寒風さつと吹ききたつて、肌を刺す一刹那、王仁の身は高熊山の岩窟の奥に、端座しゐたりける。〉 | |||
* {{rm|4|27|阿鼻叫喚}}:〈たちまち天の一方より峻烈骨を裂くごとき寒風吹ききたるよと見る間に、王仁の身は高所より深き谷間に顛落したりけるより、目を開けば、身は高熊山の岩窟に寒風にさらされて横様に倒れゐたりける。〉 | |||
* {{rm|5|16|霊夢}}:〈(略)その閃光に見とれて空を見上ぐるとたんに、瑞月の身は頭部に劇痛を感じた。驚いて肉体にかへりみれば、寒風吹きすさむ高熊山の岩窟に端坐し、仰向くとたんに、岸壁の凸部に後頭部を打つてゐた。〉 | * {{rm|5|16|霊夢}}:〈(略)その閃光に見とれて空を見上ぐるとたんに、瑞月の身は頭部に劇痛を感じた。驚いて肉体にかへりみれば、寒風吹きすさむ高熊山の岩窟に端坐し、仰向くとたんに、岸壁の凸部に後頭部を打つてゐた。〉 | ||
* {{rm|5|24|天の浮橋}}:〈時しも山上を吹き捲くる吹雪の寒さに、頬も鼻も千切れるばかりの痛みを感ずるとともに、烈風に吹かれて山上に倒れし其の途端に前額部を打ち、両眼より火光が飛び出したと思ふ一刹那、王仁の身は高熊山の岩窟に静坐し、前額部を岩角に打つてゐた。〉 | |||
* {{rm|5|50|磐樟船}}:〈よくよく見れば王仁の身は、高熊山の岩窟の前に、何時の間にか霊より覚めて、両眼をぱつちり開いてその岩窟を眺めいたりけり。〉 | |||
* {{rm|6|50|大戸惑}}:〈(略)広道別天使の身体は眼下の深き堀の中にザンブと陥ち込みた。その寒さに震うて気がつけば、豈図らむや、王仁の身は高熊山の方形の岩の上に寒風に曝されゐたりけり。〉 | |||
* {{rm|7|50|三五○}}:〈(略)千丈の岩の上からグワラグワラと岩と一緒に谷底へ引繰返つた。その物音に驚いて目を開いて見れば豈に図らむや十三夜の瑞月は天空に輝き、口述著者の瑞月の身は高熊山の蟇岩の麓の松に脊をあてて坐り居たりける。〉 | |||
* {{rm|12|7|覚醒}}:〈(略)命からがら山の頂上目がけて飛び降りた。 | |||
途端に驚き霊より覚めて見れば、十四日の月は高熊山の中天に輝き、王仁の身は巌窟の前に仰向けに倒れ居たりける。〉 | |||
* {{rm|12|14|大蛇ケ原}}:〈一行六人は(略)千仭の谷間にズデンドウと顛落した。ハツと思ふその途端目を開けば、高熊山の巌窟の前、十四夜の月は早くも弥仙山の頂に姿を隠さむとする真夜中頃なりき。〉 | |||
* {{rm|12|15|宣直し}}:(前章からの続き)〈峰の嵐や松風の音 高熊山の岩の前 霊より覚めし瑞月は 神の使に十四夜の 御空を仰ぎ眺むれば〉 | |||
* {{rm|12|27|航空船}}:〈俄に聞ゆる松風の音に目を開けば、豈図らむや、十四日の月は西山に沈み、高熊山の霧立ち昇る巌窟の傍に瑞月の身は端坐し居たりける。〉 | |||
* {{rm|13|24|大活躍}}:〈(略)決死の覚悟で谷間を目がけて飛込みたり…その途端に驚いて目を開けば、瑞月は高熊山の巌窟に横たはり居たり。二月十五日の太陽は煌々として中天に輝き渡りける。〉 | |||
次の例は自宅での一週間の床縛りの修業の際のシーンである。 | 次の例は自宅での一週間の床縛りの修業の際のシーンである。 | ||
* {{rm|15|9|薯蕷汁}}:〈(略)その痛さに気が付けば王仁は、[[宮垣内]]の茅屋に法華坊主の数珠に頭をしばかれ居たりける。〉: | * {{rm|15|9|薯蕷汁}}:〈(略)その痛さに気が付けば王仁は、[[宮垣内]]の茅屋に法華坊主の数珠に頭をしばかれ居たりける。〉: | ||
* {{rm|16|8|衣懸松}}:〈(略)この音に驚いて目を覚せば、宮垣内の賤の伏屋に、王仁の身は横たはり居たり。堅法華《かたほっけ》のお睦《むつ》婆アが、豆太鼓を叩き鐘を鳴らして、法華経のお題目を唱へる音かしまし。」 | * {{rm|16|8|衣懸松}}:〈(略)この音に驚いて目を覚せば、宮垣内の賤の伏屋に、王仁の身は横たはり居たり。堅法華《かたほっけ》のお睦《むつ》婆アが、豆太鼓を叩き鐘を鳴らして、法華経のお題目を唱へる音かしまし。」 | ||
* {{rm|17|17|有終の美}}:〈此声に驚き目覚むれば瑞月の身は宮垣内の賤の伏屋に横たわり、枕許には里鬼と綽名を取つた丸松が、真赤な顔をして二三人の隣人と共に酒をグビリグビリと傾け居たりける。〉 | |||
この[[法華坊主]]や[[お睦婆アさん]]のことは、{{rm|37|6|手料理}}に記されている。 | この[[法華坊主]]や[[お睦婆アさん]]のことは、{{rm|37|6|手料理}}に記されている。 | ||
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霊界物語内で「修業」と「修行」の使用回数を数えてみると、若干「修業」の方が多い。そのため本項も「高熊山修業」と表記する。 | 霊界物語内で「修業」と「修行」の使用回数を数えてみると、若干「修業」の方が多い。そのため本項も「高熊山修業」と表記する。 | ||
== 関連項目 == | |||
* {{rm|3|17|岩窟の修業}}:[[万寿山]]の[[八王神]]・[[磐樟彦]]が、[[霊鷲山]]の大岩窟で百日間、霊的修業を行い、ついに[[三ツ葉彦命]]の神霊に感合する。 | |||
== 脚注 == | == 脚注 == | ||