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ページの作成:「'''杭迫軍二'''(くいせこ ぐんじ、1900~1988年)は、第二次大本事件当時の京都府警察部特高課長。 == 略歴 == 〔特記以外は『白日の下に』奥付の著者略歴による〕 * 明治33年(1900年)広島県生まれ。 * 大正15年(1926年)高等文官試験合格。 * 昭和2年(1927年)内務省採用。 * 昭和3年(1928年)中央大学法科卒。大阪を振り出しに各府県特高課長…」 |
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〔特記以外は『[[白日の下に]]』奥付の著者略歴による〕 | 〔特記以外は『[[白日の下に]]』奥付の著者略歴による〕 | ||
* | * 明治33年(1900年)4月4日<ref>誕生日は『京都年鑑 1981年版』596頁、{{ndldl|9570356/1/302}}</ref>、広島県生まれ。 | ||
* 大正15年(1926年)高等文官試験合格。 | * 大正15年(1926年)高等文官試験合格。 | ||
* 昭和2年(1927年)内務省採用。 | * 昭和2年(1927年)内務省採用。 | ||
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== 主な著述 == | == 主な著述 == | ||
* 亀谷和一郎(杭迫軍二のペンネーム)著「大本教─宗教界の野望─」全6回、月刊『現代人』昭和29年(1954年)7月号~12月号 | |||
* 「大本事件日記」『警察協会雑誌』昭和11年(1936年)7月号、44~53頁、{{ndldl|1474456/1/27}} | * 「大本事件日記」『警察協会雑誌』昭和11年(1936年)7月号、44~53頁、{{ndldl|1474456/1/27}} | ||
* 『[[白日の下に]]』昭和46年(1971年)、{{ndldl|12282488}} | * 『[[白日の下に]]』昭和46年(1971年)、{{ndldl|12282488}} | ||
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2025年6月9日 (月) 00:37時点における最新版
杭迫軍二(くいせこ ぐんじ、1900~1988年)は、第二次大本事件当時の京都府警察部特高課長。ペンネーム「亀谷和一郎」[1]。
略歴
〔特記以外は『白日の下に』奥付の著者略歴による〕
- 明治33年(1900年)4月4日[2]、広島県生まれ。
- 大正15年(1926年)高等文官試験合格。
- 昭和2年(1927年)内務省採用。
- 昭和3年(1928年)中央大学法科卒。大阪を振り出しに各府県特高課長等を歴任。
- 昭和9年(1934年)11月、愛知県警察部特高課長から京都府警察部特高課長へ転任。[3] [4]
- 昭和20年(1945年)9月、東北総監部参事官を退任。
- 富士防災株式会社役員。
- 京都産業大学役員。[5]
- 昭和63年(1988年)4月16日帰幽(87歳)。[6]
主な著述
- 亀谷和一郎(杭迫軍二のペンネーム)著「大本教─宗教界の野望─」全6回、月刊『現代人』昭和29年(1954年)7月号~12月号
- 「大本事件日記」『警察協会雑誌』昭和11年(1936年)7月号、44~53頁、NDLDL蔵書 PID:1474456/1/27
- 『白日の下に』昭和46年(1971年)、NDLDL蔵書 PID:12282488
外部リンク
- 京都府警察部 - ウィキペディア
脚注
- ↑ 杭迫軍二は京都市伏見区深草大亀谷八島町(ふかくさ おおかめだに やしまちょう)に住んでいたことがあるので、そこからペンネームの「亀谷」を取ったのか? 〔『京都年鑑 1981年版』596頁、NDLDL蔵書 PID:9570356/1/302〕
- ↑ 誕生日は『京都年鑑 1981年版』596頁、NDLDL蔵書 PID:9570356/1/302
- ↑ 『大本襲撃』17頁
- ↑ 『官報』昭和9年(1934年)11月28日、754頁、NDLDL蔵書 PID:2958849/1/14
- ↑ 『人生風土記 : 埋れた宝石 続』昭和58年(1983年)、奥付、NDLDL蔵書 PID:12411189/1/126
- ↑ 『大本襲撃』301頁