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2025年3月26日 (水) 15:32時点における最新版

六本指(ろっぽんゆび)とは、第二次大本事件の裁判の報道写真で、出口王仁三郎が膝に置いた六本の指で「無罪」のサインをしたこと。『巨人 出口王仁三郎』は次のように記している。
(略)昭和十一年三月の十日すぎ、京都府警察部写真班の柴田澄雄氏が、王仁三郎の写真を撮りにきた。場所は同じ中立売署の二階である。柴田氏が「たいへんな事件ですな……」と、王仁に話しかけたところ、「年をとってからたいへんなことやが、無罪になる」と答えている。
この無罪については、おもしろい演技がおこなわれた。というのは、そのころ王仁三郎の写真が新聞に掲載され、これをみたこころある信徒たちは「オヤ!?」と首をかしげるのである。頭を刈られた王仁が、イスに腰をかけ、細帯一つでいるのだが、どういうわけか指を六本示している(三月十一日撮影のもの)。なにやら意味ありげだがわからない。このサインは、その後、未決監や法廷や処々方々で大勢に示されるのだ。みな一様に理解に苦しんだものだが、これは六で無罪になるという意味のものだったのである。