「崑崙山」の版間の差分
Jump to navigation
Jump to search
3行目: | 3行目: | ||
(1) [[霊界物語]]に登場する山。国祖[[国治立命]]が[[太白星の十二個の玉]]を国魂として配置<ref>{{rm|3|2|八王神の守護}}</ref>した「[[十二の山]]」の一つ。「コンロン山」とも表記される。 | (1) [[霊界物語]]に登場する山。国祖[[国治立命]]が[[太白星の十二個の玉]]を国魂として配置<ref>{{rm|3|2|八王神の守護}}</ref>した「[[十二の山]]」の一つ。「コンロン山」とも表記される。 | ||
− | (2) | + | (2) 霊界物語[[第3巻第7篇]]の篇題。 |
本ページでは(1)について解説する。 | 本ページでは(1)について解説する。 |
2018年5月6日 (日) 08:08時点における版
崑崙山(こんろんざん)は、
(1) 霊界物語に登場する山。国祖国治立命が太白星の十二個の玉を国魂として配置[1]した「十二の山」の一つ。「コンロン山」とも表記される。
(2) 霊界物語第3巻第7篇の篇題。
本ページでは(1)について解説する。
- 初出:第1巻第28章「崑崙山の戦闘」#
- 崑崙山は霊主体従編にのみ登場する。
- 紅色の国魂を鎮祭した宮を「紅能宮」と呼び、司として明世彦(はるよひこ)と明世姫が奉仕した。[2]
- 魔軍のコンロン王、コンロン姫という人物が第2巻に登場するが、崑崙山との関係は不明。[3]
- 大洪水後の修理固成で伊邪那岐命は、磐玉彦を崑崙山の国魂に、磐玉姫を輔佐に任じた。[4]
- コンロン山は日本だと大台ケ原に相応する。[5]
主なエピソード
第1巻第28章(崑崙山での戦い)
魔軍との戦いで大八州彦命は少数の神軍とともに天山に降りたが、「崑崙山に移れ」という天上からの声で、崑崙山に移った。
険峻な山に似ず、山頂は平原が広く展開されており、色々な草花が爛漫と咲き乱れ、珍らしい果実が沢山に実っていた。
胸長彦の数百万の魔軍は崑崙山の山麓に蟻の這ひ出る隙もないまでにヒシヒシと取り巻いている。その軍勢は十二の山道を伝って十二方より、一度に攻め上って来た。
大八洲彦命の軍勢は、そこに実っている桃の実を取って打ちつけた。たちまち敵軍は雪崩の如くに山麓に落ち込んだ。
このとき中空から大自在天大国彦の魔軍が攻めてくる。大八洲彦命らは桃の枝を折りそれを左右に打ち振ると、魔軍の姿は消え失せた。〔第1巻第28章「崑崙山の戦闘」#〕
第3巻第23章(君は君、臣は臣)
崑崙山一帯の地方は太平無事に治まっていた。八王神の磐玉彦は、瑞祥の世には八王神の聖職は無用なので辞職して下野したい、と願う。
その件につき竜宮城で国直姫命が神勅を乞うと、君は君、臣は臣、わがまま言うな、神慮のままに生きろ、という厳命が降りた。
磐玉彦は前非を悔い、その後数百年間は泰平の世が続いた。〔第3巻第23章「鶴の一声」#〕
現実の崑崙山
現実の山としては、中国西部に崑崙山脈がある。最高峰はコングール山で標高7,719m。6千m以上の山が200以上連なる巨大な山脈。
崑崙とはもともと中国の伝説上の山である。中国の西方にあり、黄河の源で、玉を産出し、仙女の西王母(せいおうぼ)がいると言われる。
脚注
外部リンク
- 崑崙山脈 - ウィキペディア(実在の山)
- 崑崙山 - コトバンク(伝説の山)