「一霊四魂」の版間の差分

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[[ファイル:真素美の鏡(大日本言霊).jpg|thumb|[[大石凝真素美]]『[[大日本言霊]]』に掲載されている真素美の鏡。]]
[[ファイル:真素美の鏡(大日本言霊).jpg|thumb|[[大石凝真素美]]『[[大日本言霊]]』に掲載されている真素美の鏡。]]


『大本略義』では、四魂と言霊の対応が次のようになっている。これは「[[真素美の鏡]]」に基づく教示のようである。「真素美の鏡」によれば、天之座(キギヂ)15声はイから発生した言霊であり、火之座(テレネ)はエから、結之座(フスズ)はウから、水之座(モボポ)はオから、地之座(アワヤ)はアから発生した言霊である。この天火結水地と四魂を対応させると、天祥地瑞の教示とは異なる対応となる。(上の「言霊2」参照)
『[[大本略義]]』では、四魂と言霊の対応が次のようになっている。これは「[[真素美の鏡]]」に基づく教示のようである。「真素美の鏡」によれば、天之座(キギヂ)15声はイから発生した言霊であり、火之座(テレネ)はエから、結之座(フスズ)はウから、水之座(モボポ)はオから、地之座(アワヤ)はアから発生した言霊である。この天火結水地と四魂を対応させると、天祥地瑞の教示とは異なる対応となる。(上の「言霊2」参照)


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この四魂を言霊によりて説けば
この四魂を言霊によりて説けば


口を一杯<ref>「杯」…底本では「抔」</ref>に、開(あ)きて、咽の奥底より呼気を吹き出すべし、この時、必ず「あー」と鳴り出づべし、「あ」声は如何に鳴らすとも常立神にして変化(かはり)なし、故に「あ」声を称して国常立神、国底立神と申す也(略)「あ」声を出しながら、漸次口を窄めて、唇の当に相会はむとする時に、自然に鳴り出づるは「おー」なり、気息口内に淀みて口当に組うと為す時に、出づる声なるが故に豊雲野神と申す也(略)「お」声を出しながら口を全く塞ぎ切る時、自然に鳴り出づるは「ウー」なり、故にウ声を宇比地邇神と申し(略)又「ウ」声を強く呼んで其極に達せしむれば、自然と「すー」と鳴るべし、故に「す」声を「ウ」声の妹神須比智邇神と申す也(略)又「ウ」声を呼びながら、舌以て、下顎を、突きて、杙の如く喰ひ入らしむれば(略)自然に「ゑー」と鳴るべし「ゑ」声を強く呼んで其極に至れば、舌自から転じて上顎に、杙の如く喰ひ入り「れー」と鳴るべし。故に「ゑ」声を称して妹活杙神と申し「れ」声を称して妹活杙神と申す也、又「ゑ」声を呼びつつ、全く口中の気息を転回し、圧し尽す時は、自然に「いー」と鳴るべし、い声を強く呼んで其極に至らしむれば、自然に「ぎー」と鳴るべし。これ声の大なる止りの父、大なる止りの母なるが故に「い」声を称へて、大戸邇(おほとのぢ)神と申し、「ぎ」声を称へて大戸辺(おほとのべ)神と申す也。かくして「あ」「お」「ウ」「ゑ」「い」の五声『大母音也』成就する也<ref>ウ-ス、エ-レ、イ-ギの対応など、「[[真素美の鏡]]」に基づく教示のようである。</ref> | 『大本略義』「第五節 四魂」}}
口を一杯<ref>「杯」…底本では「抔」</ref>に、開(あ)きて、咽の奥底より呼気を吹き出すべし、この時、必ず「あー」と鳴り出づべし、「あ」声は如何に鳴らすとも常立神にして変化(かはり)なし、故に「あ」声を称して国常立神、国底立神と申す也(略)「あ」声を出しながら、漸次口を窄めて、唇の当に相会はむとする時に、自然に鳴り出づるは「おー」なり、気息口内に淀みて口当に組うと為す時に、出づる声なるが故に豊雲野神と申す也(略)「お」声を出しながら口を全く塞ぎ切る時、自然に鳴り出づるは「ウー」なり、故にウ声を宇比地邇神と申し(略)又「ウ」声を強く呼んで其極に達せしむれば、自然と「すー」と鳴るべし、故に「す」声を「ウ」声の妹神須比智邇神と申す也(略)又「ウ」声を呼びながら、舌以て、下顎を、突きて、杙の如く喰ひ入らしむれば(略)自然に「ゑー」と鳴るべし「ゑ」声を強く呼んで其極に至れば、舌自から転じて上顎に、杙の如く喰ひ入り「れー」と鳴るべし。故に「ゑ」声を称して妹活杙神と申し「れ」声を称して妹活杙神と申す也、又「ゑ」声を呼びつつ、全く口中の気息を転回し、圧し尽す時は、自然に「いー」と鳴るべし、い声を強く呼んで其極に至らしむれば、自然に「ぎー」と鳴るべし。これ声の大なる止りの父、大なる止りの母なるが故に「い」声を称へて、大戸邇(おほとのぢ)神と申し、「ぎ」声を称へて大戸辺(おほとのべ)神と申す也。かくして「あ」「お」「ウ」「ゑ」「い」の五声『大母音也』成就する也<ref>ウ-ス、エ-レ、イ-ギの対応など、「[[真素美の鏡]]」に基づく教示のようである。</ref> | 『[[大本略義]]』「第五節 四魂」}}


== 思想の源流 ==
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