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常世会議

1,773 バイト追加, 2022年12月11日 (日) 17:36
五日目
{{Otheruses|霊界物語第4巻第1~28章の常世会議|その他の用法|常世会議 (曖昧さ回避)}}
'''常世会議'''(とこよかいぎ)とは、[[霊界物語]][[第4巻]]第1章から第28章にかけて描かれているエピソード。[[八王大神]]・[[常世彦]]が世界の諸神人を[[常世城]]に集めて。武備の撤廃と八王神の廃止を提案した。に集めて、武備の撤廃と八王神の廃止を提案した。
== 概要 ==
* 会議が開かれたのは、常世城の「大広間」<ref>{{rm|4|4|乱暴な提案}}:「常世の国の首府たる常世城内の'''大広間'''には、世界における八王、八頭の神司をはじめ、数多の使者を集めたる大会議は開催されたり」</ref>である。
* 参加者数は「八百八十八柱」<ref name="rm0404_888">{{rm|4|4|乱暴な提案}}:「諸神司の会するもの八王、八頭をはじめとし、諸山諸地の守護なる国魂および使臣を合して'''八百八十八柱'''の多数が綺羅星のごとく、中央の高座を円形に取まきたりしが」</ref>である。
* {{rm09|4|0002|「凡例」}}(王仁三郎ではなく編者が書いたもので、日付は大正11年2月19日)に「現代の海軍制限案討議の華府会議にも匹敵す可き、神代に於ける武備撤廃の常世会議」と書いてある。「華府」とはワシントンD.C.の漢字表記で、「華府会議」とは大正10年(1921年)11月から翌11年2月にかけて開かれた「ワシントン会議」のこと。日・英・米・仏・伊・中華民国・オランダ・ベルギー・ポルトガルの9ヶ国が集まった国際軍縮会議で、主力艦保有率を定めたワシントン軍縮条約が締結された。** <ref><kb>ワシントン会議</kb>** <wp>ワシントン会議 (1922年)</wp></ref>
== 会議の目的 ==
モスコーの[[道貫彦]]は、常世彦(道彦が化けた偽者)に面会に行く。すると彼が元・モスコーの宰相で道貫彦に仕えていた大道別(道彦の本名)であることに気づいた。道彦は道貫彦に一切の秘密を打ち明けた。〔{{rms|4|23|思ひ奇や その一}}〕
南高山の[[大島別]]は従臣の[[玉純彦]]を従え、常世彦(偽者)に面会に行った。道彦は一切の秘密を打ち明け、今後の会議における計画を打ち合わせた。〔を従え、常世彦(偽者)に面会に行った。道彦は一切の秘密を打ち明け、今後の会議における計画を打ち合わせた。物陰でそれを聞いていた[[八十枉彦]]が常世姫に報告しようとするが、玉純彦が長刀で斬り殺し、遺骸は草原の野井戸に投げ込んだ。〔{{rms|4|24|思ひ奇や その二}}〕
=== 五日目 ===
聖地の行成彦が登壇し、初日は常世彦に反対する演説を行っていたのに、今回は態度を豹変させ、常世彦を讃美した。それは常世彦が道彦が化けた偽者であることを知っていたからである。
次に[[長白山]]の八王神・[[有国彦]]が登壇し、広宗彦は精神に異常を来した、今回の会議は怪に始まり怪に終わる、これは国祖の聖慮に背いているからである、吾々は今日限りこの会議から脱退する、と宣言して降壇しようとする。〔以上、が登壇し「広宗彦は精神に異常を来した、今回の会議は怪に始まり怪に終わる、これは国祖の聖慮に背いているからである、吾々は今日限りこの会議から脱退する」と宣言して降壇しようとする。〔以上、{{rms|4|25|燕返し}}〕
それを[[ヒマラヤ山]]の八王神・[[高山彦]]が制止して登壇した。高山彦は、八王撤廃案を撤回して、八王が一致団結してその中から主宰者を選出し、国祖のもとに服従しようではないか、と提案する。この案に諸神司は賛成し、可決された。が制止して登壇した。高山彦は「八王撤廃案を撤回して、八王が一致団結してその中から主宰者を選出し、国祖のもとに服従しようではないか」と提案する。この案に諸神司は賛成し、可決された。
行成彦が八王の総統者として常世彦を推薦すると、諸神司は賛成した。こうして八王の撤廃は否決され、常世彦が八王を総統することになり、地の高天原に直属して、国祖の神命に奉仕することとなった。
そこへ真の常世彦が議場に現れ、武装撤廃の中止を厳命した。
その時、偽の常世彦は立ち上がり、そこに現れた常世彦は偽者で道彦という発狂者である、発狂者の言に耳を傾けず武装撤廃を断行せよ、と言い放った。その時、偽の常世彦は立ち上がり「そこに現れた常世彦は偽者で道彦という発狂者である、発狂者の言に耳を傾けず武装撤廃を断行せよ」と言い放った。
真の常世彦は(道彦に騙されていたことに気づき)悔しがり、どこともなく姿を隠した。常世姫の姿も消え失せた。〔以上、{{rms|4|27|阿鼻叫喚}}〕
常世彦・常世姫は聖地エルサレムへ行き、[[国祖]]に、行成彦らが権謀術数を用いて会議を撹乱し、[[天地の律法]]を破ったことを虚実入り混じって進言した。〔第29~31章〕
国祖は[[大道別]](道彦)に、神界のために働いたことは感謝するが、天地の律法を破ったことは看過できない、と言って落涙する。(道彦)に、神界のために働いたことは感謝するが、天地の律法を破ったことは看過できない、と言って落涙する。(注)
大道別は竜宮海で投身した。その[[和魂]]・[[幸魂]]は海を守護する神([[琴平別神]])となり、[[荒魂]]・[[奇魂]]は陸上を守護する神([[日の出神]])となる。
それを聞いていた常世彦は、今回の騒動の責任は国祖にあることを知った。(それをネタに国祖に隠退を迫ることになる)〔以上、{{rms|4|32|免れぬ道}}〕
 
(注)大道別・鬼武彦らを常世城に潜り込ませたのは、国祖が命じたからである。しかし国祖は邪神を言向け和せと命じたのであって、ウソをつくという天則違反(天地の律法の「欺くなかれ」に反する)を行ったのは、大道別・鬼武彦らが国祖の神慮を誤解したからである。<ref>{{rm09|5|0003|総説 嵐の跡}}:「常世城の会議における森鷹彦に変装せる大江山の鬼武彦をはじめ、大道別、行成彦および高倉、旭の奇策を弄し、邪神の奸策を根底より覆へしたるごとき変現出没自在の活動は、決して国祖の関知したまふところに非ずして、聖地の神人の敵にたいする臨機応変的妙案奇策にして、よくその功を奏したりといへども、天地の律法には『欺く勿れ』の厳戒あり、神聖至厳なる神人の用ふべからざる行為なれば、その責はひいて国祖大神の御位置と神格を傷つけた。現に大道別、森鷹彦、鬼武彦らの神策鬼謀は、国祖の直命にあらず、'''国祖は至仁至直の言霊をもつて邪神らを悔い改めしめ、言向和さむとの御聖意より外なかつた'''。しかるに血気に逸り、忠義に厚き聖地の神々は、律法の如何を顧みるに遑なく、暴に対するに暴を以てし、逆に対するに逆を以てし、不知不識のあひだに各自の神格を損ひ、国祖の大御心を忖度し得なかつたためである」</ref>
== 脚注 ==

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