琵琶湖

出典: 出口王仁三郎と霊界物語の大百科事典『オニペディア(Onipedia)』
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この項目では、近江の国の琵琶湖について説明しています。現代のカスピ海である琵琶の湖については「琵琶の湖」をご覧ください。

琵琶湖(びわこ)は、霊界物語に登場する湖。近江の国にある。

概要

  • 表記ゆれ:琵琶の湖(びわのうみ)、枇杷の湖(びわのうみ)
  • 別名:天の真奈井(あめのまない)
  • 初出:第6巻第24章富士鳴戸#:「二柱は茲に撞の御柱を廻り合ひ、八尋殿を見立て玉ひ、美斗能麻具波比の神業を開かせ玉ひぬ(略)撞の御柱の根に清き水を湛へたまひぬ。これを天の真奈井と云ひまた後世琵琶湖と云ふ」
  • 「琵琶の湖(びわのうみ)」という名称は主にコーカス山の山麓の琵琶の湖(現代のカスピ海)に対して使われるが、近江の琵琶湖に対しても使われるのでややこしい。
  • 琵琶湖は楽器の琵琶の形をしているので琵琶湖と名付けられたと言われるが、実は、誓約の時に生まれた三女神の御心を慰めるため時々竜神が来て琵琶を弾じたので琵琶の湖と称されるようになった。[1]
  • 琵琶湖は、古代の富士山(天教山)が陥落した時に、その亀裂から生じた。[2]

三つの島

今の竹生島は琵琶湖の最北部にあるが、霊界物語の時代(太古の神代)には湖のほとんど中央に松の島竹の島梅の島の三つの島が並んでいた。松の島には多紀理姫神が、竹の島には市杵島姫神が、梅の島には多岐都姫神が鎮まっており、各島はそれぞれ百間(約182m)ほどの間隔で並んでいた。[1] 第18~19、25~26巻における竹生島とはこの竹の島のことである。

主なエピソード

国依別高姫黒姫高山彦の三人に、偽の神懸かりをして、琵琶湖の竹生島(竹の島)の社殿の下に玉を隠したとウソを教える。三人はそれを信じて玉を掘りに行く。→詳細は「竹生島」を見よ 〔第25巻第18章玉の所在#第26巻第13章三つ巴#

現実の琵琶湖

滋賀県の琵琶湖である。

人類の始祖の出生地

王仁三郎は「大祓祝詞解」の中で、竹生島蒲生(琵琶湖の南東方にある滋賀県蒲生郡)が、肉体を具備した神(人類の始祖)の出生地だと述べている。

地球に於て、肉体を具備されたる神の御出生ありしは、琵琶湖の竹生島からは、多紀理毘売命、市寸島比売命、狭依毘売命の三姫神、又蒲生からは天之菩卑能命、天津彦根命、天之忍穂耳命、活津日子根命、熊野久須毘命の五彦神が御出生に成つた。これが世界に於ける人類の始祖である。かく琵琶湖は神代史と密接の関係あるが故に、沿岸附近の地名が大祓祝詞中に数箇所出て居る。大津の地名も斯くして読み込まれたものである。

天の真奈井

太古の出雲の国とは、琵琶湖以西の総称であり、素盞嗚大神の領分である。琵琶湖以東は天照大神の領分であった。そのため誓約(うけい)はその中央にある天の真奈井即ち琵琶湖で行われた。出雲の国とは「いづくも」の国の意であって、決して現今の島根県に限られたわけではない。[3]

琵琶湖は日本海、カスピ海に相応し、それぞれが天の真奈井である。

水茎文字

王仁三郎は27歳の秋、大石凝真素美と共に琵琶湖へ行き、水茎文字を実見した。また大正4年(1915年)5月16日、王仁三郎は梅田信之を伴い琵琶湖へ行き、湖面の水茎文字を見て帰綾した。[4] →詳細は「水茎文字」「水茎の岡山」を見よ

脚注

  1. 1.0 1.1 第26巻第13章三つ巴#
  2. 第37巻第1章富士山#
  3. 月鏡「素尊御陵」#
  4. 『大本七十年史 上巻』「「敷島新報」と直霊軍部隊#

関連項目

  • 真奈井分院:昭和7年(1932年)7月11日、滋賀県滋賀郡小松村(現・大津市の北東端)に開院。

外部リンク