「呉の海」の版間の差分

出典: 出口王仁三郎と霊界物語の大百科事典『オニペディア(Onipedia)』
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(呉の海と唐の湖)
 
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'''呉の海'''(くれのうみ)は、[[霊界物語]]に登場する海。現代の地中海西部、または黒海の辺り。
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'''呉の海'''(くれのうみ)は、[[霊界物語]]に登場する海。世界では[[黒海]]、日本では呉の辺りに該当する。
  
 
== 概要 ==
 
== 概要 ==
* 別名:[[唐の湖]](からのうみ)
 
 
* 表記ゆれ:くれの海、呉の湖(くれのうみ)
 
* 表記ゆれ:くれの海、呉の湖(くれのうみ)
 
* 初出:{{rm|12|1|正神邪霊}}
 
* 初出:{{rm|12|1|正神邪霊}}
  
 
== 呉の海と唐の湖 ==
 
== 呉の海と唐の湖 ==
「[[玉ノ井の湖]]」が魔軍の侵略を受けた時、湖水が天に舞い上り、二つに分かれて出来たのが「呉の海」と「[[琵琶の海]]」(カスピ海)である。<ref>{{rm|12|16|国武丸}}</ref>
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「[[玉ノ井の湖]]」が魔軍の侵略を受けた時、湖水が天に舞い上り、二つに分かれて出来たのが「[[琵琶の海]]」(カスピ海)と「呉の海」である。<ref>{{rm|12|16|国武丸}}:乙のセリフ「この[[呉の海]]は、昔は[[玉の井の湖]]と云ふ水晶の湖水があつて、そこに沢山の諸善竜神様がお住居をしてござつたのだ。その時代は此辺りは世界の楽土と言はれた所であつたが、その玉の井の湖を占領せむとして、[[大自在天]]の部下なる[[牛雲別]]、[[蟹雲別]]と云ふ悪神が、攻めよせ来たり、竜神さまと鬼神との戦ひがあつて、その時に玉の井の湖水は天へ舞ひ上り、二つに分れて出来たのがこの[[呉の海]]と、[[琵琶の湖]]だよ」</ref>
  
別の章には、東に分かれた湖水は「[[牛の湖水]]」で現代の裏海(カスピ海)であり、西に分かれた湖水は「[[唐の湖]]」で現代の黒海であると書いてある。<ref>{{rm|3|16|玉ノ井の宮}}</ref>
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別の章には、東に分かれた湖水は「[[牛の湖水]]」で現代の裏海(カスピ海)であり、西に分かれた湖水は「[[唐の湖]]」で現代の黒海であると書かれてある。<ref>{{rm|3|16|玉ノ井の宮}}:「東に分れし湖水の水は地上に停留してふたたび湖水を形成したり。これを牛の湖水といふ。今日の地理学上の'''裏海'''にして、また西に分れ降りて湖水を形成したるを、唐の湖といふ。現今地理学上の'''黒海'''なり」</ref>
  
したがって「呉の海」と「唐の湖」は同一の海(湖)ということになる。しかし呉の海は地中海の西部とも考えられるので、黒海とはかなり位置が異なり、矛盾が生じる。→「[[唐の湖]]」も参照
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つまり'''「琵琶の湖」と「牛の湖水」は同一'''で、'''「呉の海」と「唐の湖」は同一'''ということになる。→「[[玉ノ井の湖#唐の湖と呉の海の位置]]」を見よ
  
 
== 主なエピソード ==
 
== 主なエピソード ==
第12巻第16~21章で、呉の海を進む国武丸の船上、及び呉の海に浮かぶ橘島が舞台となる。
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第12巻第16~21章で、呉の海を進む[[国武丸]]の船上、及び呉の海に浮かぶ[[橘島]]が舞台となる。
  
 
 →詳細は「[[国武丸]]」「[[橘島]]」を見よ
 
 →詳細は「[[国武丸]]」「[[橘島]]」を見よ
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日本では、瀬戸内海の呉の付近。<ref>{{kgm|400|呉の海}}:「霊界物語中に示されたる'''呉の海'''と云ふのは、呉の附近である。広島は往古一つの嶋であつて、今の広島から九州の別府の辺迄陸続きになつて居たのである。その以東を瀬戸の海と云ひ、以西を'''呉の湖'''というたのである」</ref>
 
日本では、瀬戸内海の呉の付近。<ref>{{kgm|400|呉の海}}:「霊界物語中に示されたる'''呉の海'''と云ふのは、呉の附近である。広島は往古一つの嶋であつて、今の広島から九州の別府の辺迄陸続きになつて居たのである。その以東を瀬戸の海と云ひ、以西を'''呉の湖'''というたのである」</ref>
  
世界では、地中海の西部、または黒海のこと(前述)。
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世界では、黒海のこと(前述)。
  
 
== 脚注 ==
 
== 脚注 ==
 
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[[Category:霊界物語の章題|くれのうみ]]
 
 
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2023年3月22日 (水) 02:40時点における最新版

呉の海(くれのうみ)は、霊界物語に登場する海。世界では黒海、日本では呉の辺りに該当する。

概要

呉の海と唐の湖

玉ノ井の湖」が魔軍の侵略を受けた時、湖水が天に舞い上り、二つに分かれて出来たのが「琵琶の海」(カスピ海)と「呉の海」である。[1]

別の章には、東に分かれた湖水は「牛の湖水」で現代の裏海(カスピ海)であり、西に分かれた湖水は「唐の湖」で現代の黒海であると書かれてある。[2]

つまり「琵琶の湖」と「牛の湖水」は同一で、「呉の海」と「唐の湖」は同一ということになる。→「玉ノ井の湖#唐の湖と呉の海の位置」を見よ

主なエピソード

第12巻第16~21章で、呉の海を進む国武丸の船上、及び呉の海に浮かぶ橘島が舞台となる。

 →詳細は「国武丸」「橘島」を見よ

現実の呉の海

日本では、瀬戸内海の呉の付近。[3]

世界では、黒海のこと(前述)。

脚注

  1. 第12巻第16章国武丸#:乙のセリフ「この呉の海は、昔は玉の井の湖と云ふ水晶の湖水があつて、そこに沢山の諸善竜神様がお住居をしてござつたのだ。その時代は此辺りは世界の楽土と言はれた所であつたが、その玉の井の湖を占領せむとして、大自在天の部下なる牛雲別蟹雲別と云ふ悪神が、攻めよせ来たり、竜神さまと鬼神との戦ひがあつて、その時に玉の井の湖水は天へ舞ひ上り、二つに分れて出来たのがこの呉の海と、琵琶の湖だよ」
  2. 第3巻第16章玉ノ井の宮#:「東に分れし湖水の水は地上に停留してふたたび湖水を形成したり。これを牛の湖水といふ。今日の地理学上の裏海にして、また西に分れ降りて湖水を形成したるを、唐の湖といふ。現今地理学上の黒海なり」
  3. 月鏡「呉の海」#:「霊界物語中に示されたる呉の海と云ふのは、呉の附近である。広島は往古一つの嶋であつて、今の広島から九州の別府の辺迄陸続きになつて居たのである。その以東を瀬戸の海と云ひ、以西を呉の湖というたのである」