鳩の岩窟(はとのいわや)は、霊界物語に登場する岩窟。テルモン山にある。ワックス一味によってケリナ姫が監禁された。

初出:第57巻第13章悪酔怪#:〈そして其盗まれた品はテルモン山の鳩の岩窟にすつかり隠して厶いますから〉

第57巻第15章糸瓜#:〈テルモン山の夜嵐に 染黒い顔を煽られて スタスタ来る二人連れ 鳩の岩窟の入口に 少時佇み息凝らし 中の様子を窺へば 押籠められしケリナ姫 鈴の鳴るやうな声をして 何か述懐歌ひ居る〉

ケリナ姫は第57巻第3章野探#で、求道居士ヘル・姉のデビス姫と共に、ワックス一味に捕まり、一人ずつ別の岩窟に監禁された。デビス姫は「楠の岩窟」に監禁され、求道居士とヘルが監禁された岩窟は特に名前は付けられていない。三千彦は向かい側の岩窟(大蛇の岩窟)に監禁された。[1]

脚注

  1. 第57巻第3章野探#:〈数十人の荒男は有無を言はせず四人(編注・求道居士ヘルデビス姫ケリナ姫)を雁字搦に縛り上げた。求道居士初め其外三人は名もなき小童共にムザムザ縛られるやうな者ではなかつたが、一層の事縛られて館へ帰り、ワックス其外を驚かしてやらうと、態とに縛に就いたのである。然るにワックスは胸に一物ある事とて、三九坊の副守の命ずる儘に三千彦を放り込んだ向かひ側の谷間の岩窟に一人宛分けて、大勢と共に送り込み錠を固く鎖して仕舞つたのである。〉