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霊界物語第37巻の諸本相違点

9,164 バイト追加, 2022年10月25日 (火) 13:57
ページの作成:「{{RmSyohonSouiten|第37巻}} ---- 霊界物語における中村竹造と大槻鹿造の名前が混乱している。「竹造」「竹蔵」、「鹿造」「鹿蔵…」
{{RmSyohonSouiten|第37巻}}

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霊界物語における中村竹造と大槻鹿造の名前が混乱している。「竹造」「竹蔵」、「鹿造」「鹿蔵」が混在している。

両者の名前は、霊界物語には第37巻と第38巻にしか登場しない。

調べてみた結果は次の通りである。

'''【中村竹造】'''

まず初版だが、筆録者によって違いがあるわけではなく、北村隆光・松村真澄の両名とも、「竹造」「竹蔵」を両方とも使用している。どちらを使ってもいいような感じである。

校定版は「竹造」に統一している。

愛世版は御校正本(下での調査は初版を使った)の通りにしたようで、「竹造」「竹蔵」両方が使われている。

王仁三郎が何かを意図して使い分けているとも思えないので、霊界物語ネットでは校定版のように「竹造」に統一する。(2020/5/15までは、第37巻は「竹造」に統一されていたが、第38巻は「竹蔵」に統一されていたため「竹造」に修正した)

* 第37巻
** 第21章 筆録者:北村隆光
*** 初:p315,p325(2ヶ所),p326(2ヶ所),p327 全て竹造
*** 校:p263,p271(3ヶ所),p272(2ヶ所) 全て竹造
*** 愛:p253,p260(2ヶ所),p261(2ヶ所),p262 全て竹造
** 第24章 筆録者:北村隆光
*** 初:p365,p367 全て竹造
*** 校:p303,p304 全て竹造
*** 愛:p291,p292 全て竹造
** 第25章 筆録者:松村真澄
*** 初:p385 竹蔵
*** 校:p318 竹造
*** 愛:p307 竹蔵
* 第38巻
** 第7章 筆録者:松村真澄
*** 初:p80竹造、p93竹蔵 (1つの章の中で異なる)
*** 校:p69竹造、p79竹造
*** 愛:p69竹造、p79竹蔵 (1つの章の中で異なる)
** 第8章 未調査
** 第10章 未調査
** 第11章 未調査
** 第12章 未調査
** 第14章 筆録者:北村隆光
*** 初:p175,p176 全て竹造
*** 校:p149,p150 全て竹造
*** 愛:p146,p147 全て竹造
** 第17章 未調査
** 第21章 未調査
** 第22章 未調査
** 第26章 筆録者:北村隆光
*** 初:p328,p330,p331 全て竹蔵
*** 校:p278,279,280 全て竹造
*** 愛:p271,273,274 全て竹蔵
** 第27章 筆録者:松村真澄
*** 初:p333(2ヶ所),p335,p339 全て竹造
*** 校:p282(2ヶ所),p283,p287 全て竹造
*** 愛:p275(2ヶ所),p276,p279 全て竹造
** 第28章 未調査

'''【大槻鹿造】'''

「大槻鹿造」は第38巻にしか登場しない。

基本的に全て「鹿造」が使われているが、校定版の第21章・第22章だけ何故か「鹿蔵」になっている。

霊界物語ネットでは「鹿造」に統一した。

* 第38巻
** 第5章 筆録者:北村隆光
*** 初:p59(2ヶ所) 全て鹿造
*** 校:p52(2ヶ所) 全て鹿造
*** 愛:p52(2ヶ所) 全て鹿造
** 第21章 筆録者:松村真澄
*** 初:8ヶ所 全て鹿造
*** 校:8ヶ所 全て鹿蔵
*** 愛:8ヶ所 全て鹿造
** 第22章 筆録者:松村真澄
*** 初:p376鹿造
*** 校:p235鹿蔵
*** 初:p231鹿造

中村竹造と大槻鹿造の名前の混乱は霊界物語だけではなく、それ以外の王仁三郎文献でも両方が使われている。たとえば大本神諭では「竹造」「鹿造」、大本七十年史では「竹蔵」、開祖伝は「竹造」「鹿造」、聖師伝は「竹蔵」、幼ながたりは「竹蔵」「鹿造」、大地の母は「竹造」「鹿蔵」である。

出口竹造(出口直の長男)についても、文献によって「竹造」「竹蔵」の両方が使われている(霊界物語には登場しない)。

四方平蔵については全ての文献が「平蔵」であり、「平造」は使われていない。

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{| class="rm_syohon_souiten"
|八||p31||'''瑞月王仁'''が、突然神界より神務に
|-
|愛||p3||'''瑞月'''が突然神界より神務に
|-
|R|| ||愛世版と同じ
|}
{| class="rm_syohon_souiten"
|八||p40下||その'''頃'''、亀岡の余部といふところに
|-
|愛||p28||其'''時'''、亀岡の余部と云ふ処に
|-
|R|| ||愛世版と同じ
|}
{| class="rm_syohon_souiten"
|初||p36(第2章)||猪口才な奴と彼等'''が社会'''から睨まれて居たから、
|-
|校||p34||「猪口才な奴」と、彼らから睨まれてゐたから、
|-
|八||p42上||校定版と同じ
|-
|愛||p33||初版と同じ
|-
|R|| ||初版と同じ(猪口才は生意気の意。「彼等が社会」の「が」は所有・所属を表す「が」だと考えれば文法的におかしな文章ではない。つまり、「猪口才な奴と、彼等の社会から睨まれていた」ということ。しかし解りづらいので、校定版では文章を直したか?)
|}
{| class="rm_syohon_souiten"
|八||p42下||大阪から田舎下'''り'''の舞の師匠に、
|-
|愛||p34||大阪から田舎下'''し'''の舞の師匠に、
|-
|R|| ||愛世版と同じ
|}
{| class="rm_syohon_souiten"
|八||p44下||裏口から長吉を伴れて這入つて来た'''ので、'''自分は
|-
|愛||p39||裏口から長吉を伴れて這入つて来た'''のである。'''自分は
|-
|R|| ||愛世版と同じ
|}
{| class="rm_syohon_souiten"
|八||p54下||本守護神が知つてゐるのか、'''ただし'''神様の罰なのか
|-
|愛||p66||本守護神が知つて居るのか、'''但は'''神様の罰なのか
|-
|R|| ||愛世版と同じ
|}
{| class="rm_syohon_souiten"
|八||p56下||喜楽すなはち今の'''瑞月王仁'''を、
|-
|愛||p71||喜楽即ち今の'''瑞月'''を、
|-
|R|| ||愛世版と同じ
|}
{| class="rm_syohon_souiten"
|八||p83上||神さまに教へてもら'''ふ'''ことはないから知りませぬ』
|-
|愛||p140||神さまに教へて貰'''ふた'''事はないから知りませぬ』
|-
|R|| ||愛世版と同じ
|}
{| class="rm_syohon_souiten"
|初||p181(第11章)||ウーンとフン'''のばし'''了へばよいのに、 (「て」が無い)
|-
|校||p152||ウーンとフン'''のばして'''しまへばよいのに、
|-
|八||p85上||校定版と同じ
|-
|愛||p145||初版と同じ
|-
|R|| ||校定版と同じ
|}
{| class="rm_syohon_souiten"
|初||p246(第16章)||忽ち'''帰神(きしん)'''状態になつて了ひ、
|-
|校||p206||たちまち'''神懸(しんけん)'''状態になつてしまひ、
|-
|八||p105下||校定版と同じ
|-
|愛||p198||{{Serious}}初版と同じ(帰神状態になったのは小末である。{{rm|48|1|聖言}}に帰神・神懸・神憑の違いが説明してあるが、小末が帰神ではおかしいと校定版の編者が判断して、神懸に修正したのか?)
|-
|R|| ||初版と同じ
|}
{| class="rm_syohon_souiten"
|初||p302(第20章)||小松林命の御'''神憑(しんぺう)'''といふことが明かになり(略)高等'''神憑'''(かむがかり)と断定を下された
|-
|校||p250||小松林命の御'''神懸(しんけん)'''といふことが明らかになり(略)高等'''神懸'''(かむがかり)と断定を下された
|-
|愛||p241||初版と同じ
|-
|R|| ||{{Serious}}初版と同じ(前述の理由で、やはり校定版の編者が、小松林命が王仁三郎に懸かったことが神憑ではおかしいと判断して神懸に修正した?)(2022/10/13までは校定版と同じ「神懸」)
|}
{| class="rm_syohon_souiten"
|八||p121下||かくのごとく'''審神者'''の結果、
|-
|愛||p241||斯の如く'''審神'''の結果、
|-
|R|| ||愛世版と同じ
|}
{| class="rm_syohon_souiten"
|初||p266(第18章)||舌を巻いてゐた多田琴が、
|-
|校||p223||舌を巻いてゐた'''。'''多田琴が、
|-
|八||p111下||校定版と同じ
|-
|愛||p213||初版と同じ
|-
|R|| ||校定版と同じ(多田琴が舌を巻いていたのでは文章がおかしくなるため)
|}
{| class="rm_syohon_souiten"
|初||p365(第24章)||福島寅之助の'''神懸(かむがか)り'''は随分乱暴なもので
|-
|校||p303||「'''神憑(かむがか)り'''」
|-
|愛||p292||初版と同じ
|-
|R|| ||初版と同じ(福島寅之助に懸かるのは邪霊なので校定版の編者が「神憑り」に修正したか?)
|}
{| class="rm_syohon_souiten"
|初||p372||それから大枝'''阪'''、王子、篠村と疾走しつつ
|-
|校||p308||それから大枝'''坂'''、王子、篠村と疾走しつつ
|-
|愛||p297||初版と同じ
|-
|R|| ||初版と同じ
|}
{| class="rm_syohon_souiten"
|初||p374(第25章)||福島氏の'''神懸(かむがか)り'''の次第まで
|-
|校||p310||「'''神憑(かむがか)り'''」
|-
|愛||p299||初版と同じ「神懸」
|-
|R|| ||初版と同じ(福島寅之助に懸かるのは邪霊なので校定版の編者が「神憑り」に修正したか?)(2022/10/13までは校定版と同じ「神憑」)
|}

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