欸乃(ふなうた)とは、船歌つまり漁師が船を漕ぎながら歌う歌のこと。一般的には「あいだい」または「あいない」と読むが、霊界物語では「ふなうた」と読ませている。
霊界物語では章題で2回(第58巻第11章「欵乃」#、第72巻第3章「厳の欵乃」#)、本文内で10回使われているが、全て「欸」ではなく「欵」になっている。これは熟語としては誤字だと思われる。
「欵」は「款(かん)」(「款を通ず」の「款」)の異体字であり、「款」は「まこと」とか「よろこび」という意味である。
対して「欸(あい)」は「嘆息する声を表す言葉」であり、「欵」と「欸」は全く別の漢字である。
外部リンク
- 款(欵) - weblio(白水社 中国語辞典)
- 欸 - コトバンク(中日辞典 第3版)