九山八海の山

出典: 出口王仁三郎と霊界物語の大百科事典『オニペディア(Onipedia)』
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九山八海の山(はちすのやま)は、霊界物語に登場する山。天教山のこと。霊主体従篇にのみ出て来る。

芙蓉の山(はちすのやま)」「芙蓉山(はちすのやま)」「天教山(はちすのやま)」と書かれる場合もある。

  • 初出:第6巻第24章富士鳴戸#
  • 「九山八海」は一般には「くせんはっかい」とか「きゅうせんはっかい」と読まれ、「仏教の世界説で、金輪上にある世界。須弥山を中心に、鉄囲山を外囲としてこの間に七金山・八海水があるとする」〔広辞苑〕という意味である。しかし霊界物語では「きゅうざんはっかい」とルビが振られ、「九山とは、九天にとどくばかりの高山の意味であり、八海とは、八方に海をめぐらした国土の意味」[1]である(つまり日本列島のこと)。
  • 一般に、「九山八海」を「はちす」とは読まない。王仁三郎独自の用法だと思われる。「はちす」は蓮の古名で、仏教では「蓮華」と同じような使い方をされる。九山八海の山とは「蓮華台上」という意味[2]
  • 「九山八海」を「つくし」と読ませている場合もある[3]

脚注

  1. 第1巻第31章#
  2. 第6巻第24章富士鳴戸#
  3. 第6巻第24章富士鳴戸#:「九山八海(つくし)のアオウエイ(たちばな)と云ふは、高く九天に突出せる山の意味なり」