不二の三山(ふじのみやま)は、霊界物語に登場する山。天教山(富士山)のこと。第10巻第25章「木花開」#の末尾に1回だけ出る。
伊邪那美大神、木花姫命、日の出神の三柱が歌い終わった後、「この御歌に数多の神々は歓喜の声に満たされて、さしもに高き天教山も破るる許りの光景なりき。 木の花の鎮まり給ふこの峰は 不二の三山と世に鳴り渡る」。
富士の御山(みやま)の「御(み)」を、この三柱にちなんで、あるいは黄泉比良坂の戦いで功績のあった桃の実(松竹梅の宣伝使)の三人にちなんで、または瑞の身魂にちなんで「三」の字を当てたものだと思われる。