黄泉比良坂
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概要
主なエピソード
黄泉比良坂が舞台として登場するのは第10巻第21章「桃の実」#・第24章「言向和」#と第12巻第27章「航空船」#だけである。
黄泉比良坂の戦い
黄泉比良坂において、日の出神が率いる神軍と、常世国の魔軍との決戦が行われる。〔第10巻第21章「桃の実」#〕 →詳細は「黄泉比良坂の戦い」を見よ
黄泉島の沈没
祝部神が乗った筑紫丸が黄泉島に近づくと、黄泉島は轟然たる音響を立てて海中に沈み始めた。島の曲津神たちは黄泉比良坂をさして逃げて行く。祝部神は黄泉比良坂の坂の上に登り、千引の岩に端坐して神言を奏上する。〔第12巻第27章「航空船」#〕 →詳細は「黄泉島」を見よ
日本神話における黄泉比良坂
日本神話において黄泉比良坂(古事記では黄泉比良坂だが、日本書紀では泉津平坂)とは、死者が住む黄泉の国と、生きている者が住んでいる現界との、境界にある坂である。
死んだイザナミに会うため黄泉の国に下ったイザナギは、イザナミを怒らせてしまい、黄泉軍に追い駆けられるが、黄泉比良坂まで逃げ、桃の実を投げて撃退する。最後にイザナミが追い駆けて来るが、イザナギは黄泉比良坂に千引の岩を置いて塞ぎ、地上に還って来た。
伊賦夜坂
この坂は出雲国の「伊賦夜坂」であると古事記に記載されているが、霊界物語第8巻第43章「言霊解五」#の後半に伊賦夜坂の言霊解が載っている。イフヤザカの五つの言霊を約言すると「善悪正邪の分水嶺」となる。
松江市東出雲町揖屋(いぶや)に、伊賦夜坂(黄泉比良坂)の比定地がある。