常世城
概要
主なエピソード
第2巻
常世姫はロッキー山麓に都(常世の都)を開き、神殿を造った(常世城)。天地の神霊を奉斎する祭典に、竜宮城の言霊別命を招く[2]。常世姫が斎主、言霊別命が副斎主となり祭典が執り行われた。直会となり、常世姫は食事に毒を盛って言霊別命を毒殺しようとたくらんでいたが、竜世姫は言霊別命と大喧嘩をするという芝居をして毒殺を防いだ。そして夜、竜世姫は言霊別命をこっそり常世城から逃がす。〔第2巻第24章「藻脱けの殻」#〕
常世城の神々は言霊別命の捜索に出て、城はほとんど空となる。その隙に元照彦(言霊別命の弟)の軍勢が常世城を包囲した。常世姫は悪狐の正体を現して逃げ去り、元照彦は常世城を手に入れた。しかし油断したために、常世姫の部下によって城を奪われ、元照彦の軍は敗走した。〔第2巻第25章「蒲団の隧道」#〕
第4巻
常世城で常世会議が開かれる。→詳細は「常世会議」「第4巻」を見よ
第5巻
ウラル彦は神界を掌握し、ついに盤古神王(塩長彦)を排斥して自ら盤古神王と自称した。そして常世城(元は居城だったが今は常世神王・大国彦の居城になっている)を回復するために、軍を率いて海を渡り常世の国に攻め寄せ常世神王(大国彦)に帰順を迫った。常世神王はそれが偽の盤古神王だと見破り、両軍は激突した。この戦闘により太平洋の巨浪が陸地を舐め、常世城は水没しかけたが、常世神王は天津祝詞を奏上し讃美歌を唱えると、中空に天の浮橋が現れて、銀色の霊線の鈎で常世神王らを釣り上げて行った。ウラル彦の軍は大半は水に溺れて生命を落とし、残りはウラル山の山頂目がけて命からがら遁走した。〔第5巻第47章「改言改過」#〕
第10巻
黄泉比良坂の戦いの舞台の一つとなる。(常世城には常世神王・大国彦の宰相格である鷹取別が居り、偽の常世神王になりすましている) →詳細は「黄泉比良坂の戦い」「第10巻」を見よ