タラハン市
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概要
主なエピソード
次の2ヶ所で、タラハン国(主にタラハン市)が舞台となる。
- 第67巻第11章から第68巻第21章(最終章)まで
- 第71巻第8章から第20章(最終章)まで
→エピソードの詳細は「タラハン国」「タラハン城」「第67巻」「第68巻」「第71巻」を見よ
タラハン市の大火災
第68巻第6章「信夫恋」#から第8章「帰鬼逸迫」#に、タラハン市で大火災が起きた事件が記されている。
この大火災は左守(ガンヂー)の館の辺りから炎が起こり、市の過半を焼き払い、城内まで飛び火して、大王家歴代の重宝を納めた茶寮が焼失した。城の内外は阿鼻叫喚の地獄と化し、不逞首陀団や主義者団が一致協力して強盗、強姦、殺人等の悪業を行い目も当てられない惨状となった。消防隊全部と、目付侍までも繰り出してようやく鎮火し、暴徒の乱業を食い止めた。[2]
ちょうど火災が起きた時、タラハン城ではスダルマン太子に変装したアリナ(左守ガンヂーの息子)が奥女中のシノブといちゃついていた第68巻第6章「信夫恋」#。また茶坊主タルチンの茶室ではスダルマン太子とスバール姫がいちゃついていた[3]。
この日は5月5日で、タラハン国の創立記念日だった。失火ではなく放火である。不逞団、過激団その他の団体が都大路に集まり、民衆救護団の大頭目バランス(茶坊主タルチンの妻の「袋」。大兵肥満の女)が部下に命じて火を放ち、蜂起したのである。[4]
タラハン市は一年ならずして復興して、以前に優って繁栄した。[5]
脚注
関連項目
- タラハン:「タラハン」が付く地名一覧。