黄泉比良坂

出典: 出口王仁三郎と霊界物語の大百科事典『オニペディア(Onipedia)』
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黄泉比良坂(よもつひらさか)は、

(1) 霊界物語に登場する坂。黄泉島(ムー大陸)にある。「黄泉坂」「比良坂」「黄泉津比良坂」とも呼ばれる。

(2) 霊界物語第8巻第6篇の篇題。

本ページでは(1)について解説する。


初出:第8巻第7章蛸入道#


目次

主なエピソード

黄泉比良坂が舞台として登場するのは第10巻第21章桃の実#第12巻第27章航空船#だけである。

黄泉比良坂の戦い

黄泉比良坂において、日の出神が率いる神軍と、常世国の魔軍との決戦が行われる。〔第10巻第21章桃の実#〕 →詳細は「黄泉比良坂の戦い」を見よ

黄泉島の沈没

祝部神が乗った筑紫丸が黄泉島に近づくと、黄泉島は轟然たる音響を立てて海中に沈み始めた。島の曲津神たちは黄泉比良坂をさして逃げて行く。祝部神は黄泉比良坂の坂の上に登り、千引の岩に端坐して神言を奏上する。〔第12巻第27章航空船#〕 →詳細は「黄泉島」を見よ

日本神話における黄泉比良坂

日本神話において黄泉比良坂(古事記では黄泉比良坂だが、日本書紀では泉津平坂)とは、死者が住む黄泉の国と、生きている者が住んでいる現界との、境界にある坂である。

死んだイザナミに会うため黄泉の国に下ったイザナギは、イザナミを怒らせてしまい、黄泉軍に追い駆けられるが、黄泉比良坂まで逃げ、桃の実を投げて撃退する。最後にイザナミが追い駆けて来るが、イザナギは黄泉比良坂に千引の岩を置いて塞ぎ、地上に還って来た。

伊賦夜坂

この坂は出雲国の「伊賦夜坂」であると古事記に記載されているが、霊界物語第8巻第43章言霊解五#の後半に伊賦夜坂の言霊解が載っている。イフヤザカの五つの言霊を約言すると「善悪正邪の分水嶺」となる。

松江市東出雲町揖屋(いぶや)に、伊賦夜坂(黄泉比良坂)の比定地がある。

黄泉比良坂は南洋諸島?

新月の光』によると「今の太平洋の戦は黄泉比良坂の戦である。南洋の島は陥没した黄泉島の高い所である」。[1]

つまり黄泉比良坂は南洋諸島ということか?

脚注

  1. 新月の光0751「黄泉比良坂の戦」

関連項目

外部リンク