文珠

バラモン軍の片彦、釘彦将軍が、三五教の岩彦の首を刎ねようとしたとき、大音響とともに数十頭の唐獅子が現れた。もっとも巨大な唐獅子に大きな男が跨り、眉間から強烈な神光を発射しながら突っ込んでくる。その勢いにバラモン軍は逃げ散った。その男は杢助(時置師神)であった。
杢助は岩彦に「これよりこの獅子に跨り、ライオン河を渡り、黄金姫、清照姫を救え」と命じて姿を消した。一頭の巨大な唐獅子を残して、他の唐獅子も姿を消した。
岩彦の体は透き通り、あたかも鼈甲のようになっていた。〈仏者の所謂文珠菩薩は岩彦の宣伝使の霊である〉
仏教用語としての文殊菩薩は「文殊」と書き、「文珠」という表記は俗字である。しかし霊界物語では「文珠」という表記の方が圧倒的に多い。→詳細は「文殊菩薩」